コンソールモードは、スクリプト環境で OmegaT を翻訳ツールとして用いる場合に使用できます。コンソールモードで開始すると、どのコンソール上でも起動できるようにGUI は起動されません。起動モードによって、指定されたプロジェクトは自動翻訳が行われるか疑似的な翻訳メモリが作成されます。
OmegaT を起動するためには、有効な OmegaT プロジェクトが存在している必要があります。プロジェクトの場所は、起動時にコマンドライン上で指定するので、どこであってもかまいません。
別の設定を用いる場合は、有効な設定ファイルも存在している必要があります。その場合は、次の 2 つのうちいずれかの方法をとってください:
コンソールモードで OmegaT を起動する場合、いくつかの引数が必要になります。必須引数:<project-dir>
と --mode=<mode>
、任意引数:--config-dir=<config-dir>
起動モードによって必須引数や任意引数が異なります。console-createpseudotranslatetmx
の場合は必須引数:--pseudotranslatetmx=<file.tmx>
、任意引数:--pseudotranslatetype=<type>
。
自動翻訳プロジェクトの例:$> java -jar OmegaT.jar /path/to/project --config-dir=/path/to/config-files/ --mode=console-translate
疑似的な翻訳メモリ作成の例:java -jar OmegaT.jar /path/to/project --config-dir=/path/to/config-files/ --mode=console-createpseudotranslatetmx --pseudotranslatetmx=allsegments.tmx --pseudotranslatetype=equal
説明:
<project-dir> |
プロジェクトがどの場所にあるかを指定します。例えば: |
--config-dir=<config-dir> |
設定ファイルがどの場所にあるかを指定します。このオプションが指定されない場合は、OmegaT は初期設定を使用します。(ユーザホームディレクトリの下の OmegaT ディレクトリ、存在しない場合は現在のワーキングディレクトリ) |
--mode=[console-translate | console-createpseudotranslatetmx] |
OmegaT がコンソールモードで開始します。起動モードは |
--pseudotranslatetmx=<file.tmx> |
起動モードは |
--pseudotranslatetype=[empty|equal] |
起動モードは
引数は任意であって、デフォルト値は |
追加のコンソールモードのオプションとしてもう 1 つ --quiet
があります。このオプションを指定すると、画面出力が極力抑えられます。ステータスバーに表示されるようなメッセージは表示されなくなります。
例:java -jar OmegaT.jar /path/to/project --quiet
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