このマニュアルは WeeChat チャットクライアントについての文書で、これは WeeChat の一部です。

この文書の最新版は以下のページにあります: http://weechat.org/doc

1. イントロダクション

WeeChat (Wee Enhanced Environment for Chat) はフリーのチャットクライアントです。 高速で軽量、多くのオペレーティングシステムで動くように設計されています。

1.1. 特徴

主な特徴:

  • マルチプロトコル: IRC 及び Jabber (jabber.py スクリプトや bitlbee/minbif が必要)

  • 複数のサーバへの接続 (SSL、IPv6、プロキシをサポート)

  • コンパクト、高速、軽量

  • プラグインとスクリプトでカスタマイズや拡張が可能

  • IRC の RFC に準拠 14592810281128122813

  • マルチプラットフォーム (GNU/Linux、*BSD、MacOS X、Windows 等)

  • 完全な GPL、フリーソフトウェア

WeeChat のホームページ: http://weechat.org/

1.2. 事前に必要なもの

WeeChat をインストールするには、以下のものが必要です:

  • GNU/Linux が稼動しているシステム (ソースパッケージを使う場合は、 コンパイラツールも必要)、又は互換 OS

  • root 特権 (WeeChat をシステムディレクトリにインストールする場合)

  • ncurses ライブラリ

2. インストール方法

2.1. バイナリパッケージ

多くのディストリビューションではバイナリパッケージが利用できます。例えば:

  • Debian (または Debian 互換ディストリビューション): apt-get install weechat-curses

  • Mandriva/RedHat (または RPM 互換ディストリビューション): rpm -i /path/to/weechat-x.y.z-1.i386.rpm

  • Gentoo: emerge weechat

  • Arch Linux: pacman -S weechat

  • Fedora Core: yum install weechat

  • Sourcemage: cast weechat

例えば weechat-plugins 等の追加パッケージを使うとより便利になるかもしれません。

その他のディストリビューションでは、 インストール説明マニュアルを参照してください。

2.2. ソースパッケージ

WeeChat は cmake または autotools を使ってコンパイルできます (cmake を使うことが推奨されています)。

2.2.1. 依存関係

以下の表は WeeChat のコンパイルに必須または任意で必要なパッケージのリストです。

パッケージ (1) バージョン 必須 機能

cmake

yes

ビルド (autotools でも可能ですが、cmake を推奨します)

libncursesw5-dev (2)

yes

ncurses インターフェイス

libcurl4-gnutls-dev

yes

URL 転送

zlib1g-dev

yes

relay プラグインでパケットを圧縮 (weechat プロトコル)、スクリプトプラグイン

libgcrypt11-dev

yes

保護データ、IRC SASL 認証 (DH-BLOWFISH/DH-AES)、スクリプトプラグイン

libgnutls-dev

≥ 2.2.0

IRC サーバへの SSL 接続

gettext

国際化 (メッセージの翻訳; ベース言語は英語です)

ca-certificates

SSL 接続に必要な証明書、relay プラグインで SSL サポート

libaspell-dev または libenchant-dev

aspell プラグイン

python-dev

≥ 2.5 (3)

python プラグイン

libperl-dev

perl プラグイン

ruby1.9.1-dev

≥ 1.8

ruby プラグイン

liblua5.1-0-dev

lua プラグイン

tcl-dev

≥ 8.5

tcl プラグイン

guile-2.0-dev

≥ 2.0

guile (scheme) プラグイン

asciidoc

≥ 8.5.0

man ページと文書のビルド

source-highlight

文書中のソースに対するシンタックスハイライト

xsltproc, docbook-xml, docbook-xsl

man ページのビルド

libcpputest-dev

≥ 3.4

テストの実行

C++ コンパイラ

Note
(1) Debian GNU/Linux ディストリビューションにおけるパッケージ名です。 他のディストリビューションではバージョンとパッケージ名が異なるかもしれません。
(2) WeeChat は libncurses5-dev でもコンパイル可能ですが、これは推奨されません (ワイドキャラクタの表示にバグを生じるでしょう)。
(3) Python はバージョン 2.7 をお勧めします (全てのスクリプトはバージョン 2.7 で正しく動きますが、バージョン 2.6 以下または 3.0 以上では正しく動きません)。

2.2.2. cmake によるコンパイル

  • システムディレクトリにインストールする場合 (root 特権が必要です):

$ mkdir build
$ cd build
$ cmake ..
$ make
% make install    (as root)
  • 任意のディレクトリにインストールする場合:

$ mkdir build
$ cd build
$ cmake .. -DPREFIX=/path/to/directory
$ make
$ make install

cmake に対するオプションを指定するには、以下のフォーマットを使ってください: "-DOPTION=VALUE".

よく利用されるオプションのリスト:

オプション デフォルト値 説明

CMAKE_BUILD_TYPE

Debug, Release, RelWithDebInfo, MinSizeRel

ビルド形式: WeeChat の開発版を使っている場合は Debug (または RelWithDebInfo) を推奨します。

PREFIX

directory

/usr/local

WeeChat をインストールするディレクトリ。

WEECHAT_HOME

directory

~/.weechat

WeeChat 実行時のホームディレクトリ。

CA_FILE

file

/etc/ssl/certs/ca-certificates.crt

認証局を含むファイル。これは weechat.network.gnutls_ca_file オプションのデフォルト値です。

ENABLE_ALIAS

ON, OFF

ON

Alias プラグインのコンパイル。

ENABLE_ASPELL

ON, OFF

ON

Aspell プラグインのコンパイル。

ENABLE_CHARSET

ON, OFF

ON

Charset プラグインのコンパイル。

ENABLE_MAN

ON, OFF

OFF

man ページのコンパイル。

ENABLE_DOC

ON, OFF

OFF

文書のコンパイル (コンパイルには時間がかかります。文書を含めたバイナリパッケージをビルドする場合、オンラインで文書を見ることができない場合だけに推奨します)。

ENABLE_ENCHANT

ON, OFF

OFF

Enchant と含めた Aspell プラグインのコンパイル。

ENABLE_EXEC

ON, OFF

ON

Exec プラグインのコンパイル。

ENABLE_FIFO

ON, OFF

ON

Fifo プラグインのコンパイル。

ENABLE_GNUTLS

ON, OFF

ON

Gnutls の有効化 (SSL 用)。

ENABLE_GUILE

ON, OFF

ON

Guile プラグイン (Scheme) のコンパイル。

ENABLE_IRC

ON, OFF

ON

IRC プラグインのコンパイル

ENABLE_LARGEFILE

ON, OFF

ON

巨大ファイルのサポート。

ENABLE_LOGGER

ON, OFF

ON

Logger プラグインのコンパイル。

ENABLE_LUA

ON, OFF

ON

Lua プラグインのコンパイル。

ENABLE_NCURSES

ON, OFF

ON

Ncurses インターフェイスのコンパイル。

ENABLE_NLS

ON, OFF

ON

NLS の有効化 (翻訳).

ENABLE_PERL

ON, OFF

ON

Perl プラグインのコンパイル。

ENABLE_PYTHON

ON, OFF

ON

Python プラグインのコンパイル。

ENABLE_PYTHON3

ON, OFF

OFF

Python 3 を使った Python プラグインのコンパイル (多くのスクリプトは Python 3 と互換性がないため非推奨 です)。

ENABLE_RELAY

ON, OFF

ON

リレープラグインのコンパイル

ENABLE_RUBY

ON, OFF

ON

Ruby プラグインのコンパイル

ENABLE_SCRIPT

ON, OFF

ON

スクリプトプラグインのコンパイル

ENABLE_SCRIPTS

ON, OFF

ON

すべてのスクリプトプラグイン (Python、Perl、Ruby、Lua、Tcl、Guile) のコンパイル

ENABLE_TCL

ON, OFF

ON

Tcl プラグインのコンパイル

ENABLE_TRIGGER

ON, OFF

ON

Trigger プラグインのコンパイル

ENABLE_XFER

ON, OFF

ON

Xfer プラグインのコンパイル

ENABLE_TESTS

ON, OFF

OFF

コンパイルテスト。

その他のオプションは以下のコマンドで確認してください:

$ cmake -LA

Curses インターフェイスを使う場合は以下のコマンドを使ってください:

$ ccmake ..

2.2.3. autotools によるコンパイル

Warning
cmake 以外を用いた WeeChat のビルドは公式にサポートされません。cmake を利用できない場合のみ autotools を使ってください。
autotools を用いてビルドする場合、cmake よりも多くの依存パッケージとより長い時間が必要です。
  • システムディレクトリにインストールする場合 (root 特権が必要です):

$ ./autogen.sh
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure
$ make
% make install    (as root)
  • 任意のディレクトリにインストールする場合:

$ ./autogen.sh
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure --prefix=/path/to/directory
$ make
$ make install

configure スクリプトに対してオプションを指定することができます、オプションを表示するには以下のコマンドを使ってください:

$ ./configure --help

2.3. Git ソース

警告: git ソースを用いる方法は上級者向けです。コンパイルに失敗したり、 不安定な可能性があります。警告しましたよ!

git ソースを入手するには、以下のコマンドを使ってください:

$ git clone https://github.com/weechat/weechat.git

その後は、ソースパッケージの説明に従ってください (ソースパッケージを参照)。

2.4. クラッシュレポート

WeeChat がクラッシュした場合、または WeeChat をクラッシュさせる操作を報告する場合、以下の手順に従ってください:

  • デバッグを有効化してコンパイル (またはデバック情報を含んだバイナリパッケージをインストール)

  • システムの core ファイルを有効化

  • gdb のインストール

2.4.1. デバッグ情報

cmake でコンパイルする場合:

$ cmake .. -DCMAKE_BUILD_TYPE=Debug

autotools でコンパイルする場合は、デバックはデフォルトで有効化されています(--with-debug=1)。

バイナリパッケージをインストールする場合は、weechat-dbg パッケージをインストールしてください。

2.4.2. Core ファイル

core ファイルを有効化するには、weechat.startup.sys_rlimit オプションを使ってください:

/set weechat.startup.sys_rlimit "core:-1"

WeeChat バージョン 0.3.8 以下または WeeChat の実行前に core ファイルを有効化したい場合には、ulimit コマンドを使ってください。

Linux で bash シェルを使っている場合、以下の内容を ~/.bashrc に追加してください:

ulimit -c unlimited

サイズを指定する場合は:

ulimit -c 200000

2.4.3. gdb でバックトレースを得る

WeeChat がクラッシュすると、core または core.12345 ファイルが作られます (12345 はプロセス番号です)。 このファイルは WeeChat を起動したディレクトリに作られます (これは WeeChat がインストールされているディレクトリではありません!)。

例えば、weechat/usr/bin/ にインストールされ、core ファイルが /home/xxx/ にある場合、以下のコマンドで gdb を起動してください:

gdb /usr/bin/weechat /home/xxx/core
Note
バイナリパッケージ weechat-dbg をインストールした場合 (例えば Debian で)、WeeChat バイナリへのパスは /usr/lib/debug/usr/bin/weechat のようになります。

gdb の中で bt full コマンドを実行するとバックトレースが表示されます。 以下のような出力が得られるはずです:

(gdb) set logging file /tmp/crash.txt
(gdb) set logging on
Copying output to /tmp/crash.txt.
(gdb) bt full
#0  0x00007f9dfb04a465 in raise () from /lib/libc.so.6
#1  0x00007f9dfb04b8e6 in abort () from /lib/libc.so.6
#2  0x0000000000437f66 in weechat_shutdown (return_code=1, crash=1)
    at /some_path/src/core/weechat.c:351
#3  <signal handler called>
#4  0x000000000044cb24 in hook_process_timer_cb (arg_hook_process=0x254eb90,
    remaining_calls=<value optimized out>) at /some_path/src/core/wee-hook.c:1364
        hook_process = 0x254eb90
        status = <value optimized out>
#5  0x000000000044cc7d in hook_timer_exec ()
    at /some_path/src/core/wee-hook.c:1025
        tv_time = {tv_sec = 1272693881, tv_usec = 212665}
        ptr_hook = 0x2811f40
        next_hook = 0x0
#6  0x000000000041b5b0 in gui_main_loop ()
    at /some_path/src/gui/curses/gui-curses-main.c:319
        hook_fd_keyboard = 0x173b600
        tv_timeout = {tv_sec = 0, tv_usec = 0}
        read_fds = {fds_bits = {0 <repeats 16 times>}}
        write_fds = {fds_bits = {0 <repeats 16 times>}}
        except_fds = {fds_bits = {0 <repeats 16 times>}}
        max_fd = <value optimized out>

このバックトレースを開発者に報告し、 クラッシュを引き起こした動作を伝えてください。

お手伝いに感謝します!

2.4.4. 起動した WeeChat のデバッグ

起動している WeeChat をデバッグするには (例えば WeeChat がフリーズしているような場合)、gdb の引数にプロセス番号を与えて起動します (12345 は weechat プロセスの PID に変更してください):

gdb /usr/bin/weechat 12345

クラッシュが起きた場合と同様に、bt full コマンドを使ってください:

(gdb) bt full

3. 使い方

3.1. WeeChat の起動

コマンドライン引数:

-a, --no-connect

WeeChat の起動時にサーバへの自動接続を行わない

-c, --colors

ターミナルにデフォルトカラーを表示

-d, --dir <path>

WeeChat のホームディレクトリを path に設定 (設定ファイル、ログ、 ユーザプラグイン、スクリプトに利用される)、初期値は ~/.weechat 。 (注意: パスが存在しない場合は WeeChat がディレクトリを作成します)

-h, --help

ヘルプを表示

-l, --license

WeeChat ライセンスを表示

-p, --no-plugin

プラグインの自動ロードを止める

-r, --run-command <command>

起動後にコマンドを実行 (複数のコマンドを指定するにはセミコロンで各コマンドを区切る)

-s, --no-script

スクリプトの自動ロードを止める

--upgrade

/upgrade -quit コマンドで生成されるセッションファイルを使って WeeChat をアップグレード

-v, --version

WeeChat のバージョンを表示

plugin:option

プラグインに渡すオプション

WeeChat を起動させるには、以下コマンドを実行:

$ weechat

初めて WeeChat を起動する場合、デフォルトのオプションで設定ファイルが作成されます。 このデフォルト設定ファイルは ~/.weechat/weechat.conf です。

WeeChat を設定するにはこのファイルを編集するか、 WeeChat 内で /set コマンドにパラメータを付けて設定します (WeeChat コマンドを参照)。

3.2. スクリーンレイアウト

WeeChat を起動したターミナルの例:

 ▼ "title" バー
┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test, this is a test channel                                   │
│12:52:27   --> | Flashy (flashcode@weechat.org) has joined #test   │@Flashy│
│12:52:27    -- | Nicks #test: [@Flashy @joe +weebot peter]         │@joe   │
│12:52:27    -- | Channel #test: 4 nicks (2 ops, 1 voice, 1 normal) │+weebot│
│12:52:27    -- | Channel created on Tue Jan 27 06:30:17 2009       │peter  │
│12:54:15 peter | hey!                                              │       │
│12:55:01  @joe | hello                                             │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){4}* [H: 4:#abc(2,5), 6]             │
│[@Flashy(i)] hi peter!█                                                    │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
 ▲ "status" と "input" バー                               "nicklist" バー ▲

スクリーンは以下のエリアから成ります:

  • チャットログが表示されるチャットエリア (スクリーンの真ん中)、それぞれの行は:

    • 時刻

    • プレフィックス ("|" の前)

    • メッセージ ("|" の後)

  • チャットエリアの周りにあるバー、デフォルトバーは:

    • タイトル (title) バー、チャットエリアの上

    • 状態 (status) バー、チャットエリアの下

    • 入力 (input) バー、状態バーの下

    • ニックネームリスト (nicklist) バー、右端

状態 (status) バーは以下の初期値を持っています:

アイテム 説明

time

[12:55]

時刻

buffer_count

[6]

開いているバッファの数

buffer_plugin

[irc/freenode]

現在のバッファのプラグイン (irc プラグインではバッファで利用されている IRC サーバ名を追加できます)

buffer_number

3

現在のバッファの番号

buffer_name

#test

現在のバッファの名前

buffer_modes

+n

IRC チャンネルモード

buffer_nicklist_count

{4}

ニックネームリスト中のニックネームの数

buffer_zoom

!

! はマージされたバッファがズームされている状態 (ズームされたものだけを表示する状態) を示します、空の場合はすべてのマージされたバッファが表示されていることを示します

buffer_filter

*

フィルタ表示: * の場合いくつかの行がフィルタされ (隠され) ます、空の場合すべての行が表示されます。

lag

[Lag: 2.5]

遅延秒表示 (遅延が短い場合は非表示)

hotlist

[H: 4:#abc(2,5), 6]

変化のあったバッファのリスト (未読メッセージ) (例では、#abc に 2 個のハイライトと 5 個の未読メッセージ、6 番目のバッファに 1 個の未読メッセージがあることを意味します。)

completion

abc(2) def(5)

補完候補の単語リスト、各単語に対して適応される補完候補の数を含む。

scroll

-MORE(50)-

スクロール表示、最後の行が表示されてから追加された行数を含む。

入力 (input) バーは以下の初期値を持っています:

アイテム 説明

input_paste

[Paste 7 lines ? [ctrl-Y] Yes [ctrl-N] No]

行をペーストする場合にユーザへ行われる質問

input_prompt

[@Flashy]

入力プロンプト、irc の場合: ニックネームとモード (freenode では "+i" モードは不可視状態を意味します)

away

(away)

離席状態表示

input_search

[Search (~ str,msg)]

検索インジケータ ("~": 大文字小文字を区別しない、"==": 大文字小文字を区別する、"str": 検索文字列、"regex": 検索正規表現、"msg": メッセージ部分から検索、"pre": プレフィックス部分から検索、"pre|msg": プレフィックス部分とメッセージ部分から検索)

input_text

hi peter!

入力テキスト

3.3. バッファとウィンドウ

バッファ は番号、名前、表示された行 (とその他の情報) で構成されています。

バッファの例:

  • コアバッファ (動時にy WeeChat が作成、閉じることはできない)

  • irc サーバ (サーバからのメッセージを表示)

  • irc チャンネル

  • irc プライベート

window はバッファを表示するスクリーンエリアのことです。 スクリーンを複数のウィンドウに分割することができます。

それぞれのウィンドウは 1 つのバッファを表示します。バッファは隠したり (ウィンドウに表示しない)、複数のウィンドウに表示することできます。

水平方向分割の例 (/window splith):

                          ▼ ウィンドウ #2 (バッファ #4)
┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #abc                                                            │
│12:55:12     Max | hi                                              │@Flashy│
│12:55:20 @Flashy | hi Max!                                         │Max    │
│12:55:32     Max | how are you?                                    │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│[12:55] [6] [irc/freenode] 4:#abc(+n){2}                                   │
│[@Flashy]                                                                  │
│───────────────────────────────────────────────────────────────────────────│
│Welcome to #test                                                           │
│12:54:15 peter | hey!                                              │@Flashy│
│12:55:01  @joe | hello                                             │@joe   │
│                                                                   │+weebot│
│                                                                   │peter  │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){4}                                  │
│[@Flashy] hi peter!█                                                       │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
                          ▲ ウィンドウ #1 (バッファ #3)

垂直方向分割の例 (/window splitv):

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test                     │Welcome to #abc                      │
│12:54:15 peter | hey!        │@Flashy│12:55:12     Max | hi        │@Flashy│
│12:55:01  @joe | hello       │@joe   │12:55:20 @Flashy | hi Max!   │Max    │
│                             │+weebot│                             │       │
│                             │peter  │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│[12:55] [irc/oftc] 3:#test(+n){4}    │[12:55] [irc/oftc] 4:#abc(+n){2}     │
│[@Flashy] hi peter!█                 │[@Flashy]                            │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
      ▲ ウィンドウ #1 (バッファ #3)         ▲ ウィンドウ #2 (バッファ #4)

垂直方向 + 水平方向分割の例:

                                            ▼ ウィンドウ #3 (バッファ #5)
┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test                     │Welcome to #def                      │
│12:54:15 peter | hey!        │@Flashy│12:55:42 @Flashy | hi        │@Flashy│
│12:55:01  @joe | hello       │@joe   │12:55:56    alex | hi Flashy │alex   │
│                             │+weebot│                             │       │
│                             │peter  │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │[12:55] [irc/oftc] 5:#def(+n){2}     │
│                             │       │[@Flashy]                            │
│                             │       │─────────────────────────────────────│
│                             │       │Welcome to #abc                      │
│                             │       │12:55:12     Max | hi        │@Flashy│
│                             │       │12:55:20 @Flashy | hi Max!   │Max    │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│                             │       │                             │       │
│[12:55] [irc/oftc] 3:#test(+n){4}    │[12:55] [irc/oftc] 4:#abc(+n){2}     │
│[@Flashy] hi peter!█                 │[@Flashy]                            │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
      ▲ ウィンドウ #1 (バッファ #3)         ▲ ウィンドウ #2 (バッファ #4)

3.4. バー

バー とは任意のテキストを含めることができるチャットエリア以外の場所です。

バーオプションは weechat.bar.name.option オプションで設定します。ここで name はバーの名前、option はこのバーのオプション名です。

バーオプションのリスト:

オプション名 説明

type

root`、`window

root 型のバーは画面に (全てのウィンドウの外に) 1 回だけ表示されます。デフォルトでは root バーはありませんが、buffers.pl スクリプトが作成する buffers バー (バッファのリストを含むサイドバー) が例の 1 つです。
window 型のバーは各ウィンドウに対して表示されます。例えば (/window splith/window splitv で) 画面を 1 回分割する場合、それぞれのウィンドウにバーが 1 つ表示されます。4 つのデフォルトバー (title'、'status'、'input'、'nicklist) は window 型のバーです。

position

top`、`bottom`、`left`、`right

バーの位置: チャットエリアの上、下、左、右。

priority

0 以上の整数

バーの表示優先度: 型と位置が同じ複数のバーを画面に表示する順番に利用される。
バーは画面の端から中心に向かって表示される。高い優先度を持つバーが先に (画面の端に近い側に) 表示される。
例: 優先度 1000 の input バーは優先度 500 の status バーよりも先に表示される。

size

0 以上の整数

バーのサイズ: 位置が右/左の場合は列数、位置が上/下の場合は行数。値が 0 の場合は自動 (バーのサイズはバーの内容を基に計算される)。

size_max

0 以上の整数

バーの最大サイズ、0 = 制限無し (このオプションは size = 0 の場合のみ使われる)。

color_bg

バーのデフォルトの背景色

color_fg

バーのデフォルトのテキスト色

color_delim

バーの区切り文字の色

hidden

on`、`off

このオプションが on の場合、バーは表示されません。
注意: このオプションを変更する代わりに、/bar コマンドを使うと便利です。例: /bar toggle nicklist (/bar コマンドを参照)。

separator

on`、`off

このオプションが on の場合、セパレータ (区切り線) がバー同士またはバーとチャットエリアの間に表示されます。

items

文字列

items のリスト (詳細はアイテムを参照)。

filling_left_right

horizontal`、`vertical`、`columns_horizontal`、`columns_vertical

位置が left または right のバーに対するフィリングタイプ (詳細はフィリングを参照)。

filling_top_bottom

horizontal`、`vertical`、`columns_horizontal`、`columns_vertical

位置が top または bottom のバーに対するフィリングタイプ (詳細はフィリングを参照)。

conditions

文字列

バーを表示する状態 (詳細は状態を参照)。

3.4.1. アイテム

items オプションはバーアイテムをコンマ (画面上のアイテム同士に間隔を空ける) または "+" (間隔を空けない) で区切った文字列。

バーアイテムのリストは /bar listitems コマンドで表示されます。

アイテム名の前または後に文字を表示させることができます (英数字以外の文字、"-" または "_")。この文字はバー (color_delim オプション) で定義された区切り文字の色をつけてアイテムの前または後に表示されます。

アイテムを含むバーの例 "[time],buffer_number+:+buffer_plugin+.+buffer_name":

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│[12:55] 3:irc/freenode.#weechat                                            │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

特殊構文を使うことで、バーアイテム: "@buffer:item" ("buffer" はバッファの完全な名前、"item" はバーアイテムの名前) を表示する際に強制的に指定されたバッファを利用することが可能です。

これはルートバーに現在のウィンドウで表示されない (またはどこにも表示されない) 特定のバッファのアイテムを表示させる際に便利です。

例: bitlbee のニックネームリストをルートバーに表示させる (バーが bitlist で bitlbee サーバが bitlbee の場合):

/set weechat.bar.bitlist.items "@irc.bitlbee.&bitlbee:buffer_nicklist"

3.4.2. フィリング

フィリングタイプには 4 つの種類があります:

  • horizontal: 左から右に向かってアイテムを水平に表示。アイテム内に改行がある場合、空白を行区切りに利用します。

  • vertical: 上から下に向かってアイテムを表示。アイテム内に改行がある場合、改行を行区切りに利用します。

  • columns_horizontal: テキストを左寄せして、列形式でアイテムを表示。最初のアイテムは左上、2 番目は同じ行の 1 列右側。

  • columns_vertical: テキストを左寄せして、列形式でアイテムを表示。最初のアイテムは左上、2 番目は同じ列の 1 行下側。

デフォルトバーである title'、'status'、'inputhorizontal フィリング、nicklistvertical フィリング。

nicklist バーに対するフィリングの例:

┌──────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test, this is a test channel          │
│12:54:15 peter | hey!                    │@carl   │
│12:55:01  +Max | hello                   │@jessika│
│                                         │@maddy  │
│                                         │%Diego  │
│                                         │%Melody │
│                                         │+Max    │
│                                         │ celia  │
│                                         │ Eva    │
│                                         │ freddy │
│                                         │ Harold^│
│                                         │ henry4 │
│                                         │ jimmy17│
│                                         │ jodie ▼│
│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){24}        │
│[@carl] █                                         │
└──────────────────────────────────────────────────┘
                filling_left_right = vertical ▲

┌──────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test, this is a test channel          │
│12:54:15 peter | hey!           │@carl     lee    │
│12:55:01  +Max | hello          │@jessika  louise │
│                                │@maddy    mario  │
│                                │%Diego    mark   │
│                                │%Melody   peter  │
│                                │+Max      Rachel │
│                                │ celia    richard│
│                                │ Eva      sheryl │
│                                │ freddy   Vince  │
│                                │ Harold^  warren │
│                                │ henry4   zack   │
│                                │ jimmy17         │
│                                │ jodie           │
│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){24}        │
│[@carl] █                                         │
└──────────────────────────────────────────────────┘
        filling_left_right = columns_vertical ▲

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│@carl    %Diego    celia    Harold^  jodie    mario    Rachel   Vince  │
│@jessika %Melody   Eva      henry4   lee      mark     richard  warren │
│@maddy   +Max      freddy   jimmy17  louise   peter    sheryl   zack   │
│───────────────────────────────────────────────────────────────────────│
│                                                                       │
        filling_top_bottom = columns_vertical ▲

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│@carl    @jessika @maddy   %Diego   %Melody  +Max      celia    Eva    │
│ freddy   Harold^  henry4   jimmy17  jodie    lee      louise   mario  │
│ mark     peter    Rachel   richard  sheryl   Vince    warren   zack   │
│───────────────────────────────────────────────────────────────────────│
│                                                                       │
      filling_top_bottom = columns_horizontal ▲

3.4.3. 状態

conditions オプションはバーをウィンドウ内に表示するか否かを評価する文字列です (このオプションは window 型のバーだけに有効です)。

文字列は以下のいずれか:

  • active: 非アクティブ状態のウィンドウ

  • inactive: 非アクティブ状態のウィンドウ

  • nicklist: ニックネームリストが含まれるバッファのウィンドウ

  • 式: ブール値として評価 (/eval コマンドを参照)

式に使える変数は以下:

  • ${active}: ウィンドウがアクティブ状態の時に真

  • ${inactive}: ウィンドウが非アクティブ状態の時に真

  • ${nicklist}: ウィンドウに表示されるバッファがニックネームリストの場合に真。

式に使えるポインタは以下:

  • ${window}: 状態が評価されたウィンドウ

  • ${buffer}: 状態が評価されたウィンドウのバッファ

ニックネームリストを持ち、ウィンドウ幅が 100 より大きい全てのバッファにニックネームリストバーを表示する例:

/set weechat.bar.nicklist.conditions "${nicklist} && ${window.win_width} > 100"

上と同じだが、&bitlbee バッファでは常にニックネームリストを表示 (ウィンドウ幅が狭くても):

/set weechat.bar.nicklist.conditions "${nicklist} && (${window.win_width} > 100 || ${buffer.full_name} == irc.bitlbee.&bitlbee)"

3.5. 最小限表示

"最小限表示" と呼ばれる特殊な表示状態を使うことで、(マウスを使って) 長い URL を簡単にクリックしたり、テキストを簡単に選択できるようになっています。

最小限表示は以下の機能を持っています:

  • 現在のバッファの内容だけを表示: 分割ウィンドウやバー等 (タイトル、ニックネームリスト、状態、入力、…) も表示しない

  • WeeChat マウスサポートを無効化 (有効化されていた場合): ターミナルでやるのと同じように URL をクリックしたりテキストを選択できます

  • ncurses を使わない、このため URL を行の最後で分断されることがなくなります。

最小限表示を有効化するデフォルトキーは alt+l で、終了するには同じキーを押してください (また、デフォルトでは入力が変更された場合に最小限表示を終了します、weechat.look.bare_display_exit_on_input オプションを参照)。

weechat.look.bare_display_time_format オプションを使えば、時間フォーマットを変更することも可能です。

/window コマンドを使えば、指定秒後に最低限表示を有効化することができます。

WeeChat が以下のような表示状態の場合:

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│Welcome to #test, this is a test channel                                   │
│12:52:27   --> | Flashy (flashcode@weechat.org) has joined #test   │@Flashy│
│12:52:27    -- | Nicks #test: [@Flashy @joe +weebot peter]         │@joe   │
│12:52:27    -- | Channel #test: 4 nicks (2 ops, 1 voice, 1 normal) │+weebot│
│12:52:27    -- | Channel created on Tue Jan 27 06:30:17 2009       │peter  │
│12:54:15 peter | hey!                                              │       │
│12:55:01  @joe | peter: hook_process: http://weechat.org/files/doc │       │
│               | /devel/weechat_plugin_api.en.html#_weechat_hook_p │       │
│               | rocess                                            │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│                                                                   │       │
│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){4}* [H: 4:#abc(2,5), 6]             │
│[@Flashy(i)] hi peter!█                                                    │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

最低限表示では以下の様に表示されます:

┌───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│                                                                           │
│12:52 --> Flashy (flashcode@weechat.org) has joined #test                  │
│12:52 -- Nicks #test: [@Flashy @joe +weebot peter]                         │
│12:52 -- Channel #test: 4 nicks (2 ops, 1 voice, 1 normal)                 │
│12:52 -- Channel created on Tue Jan 27 06:30:17 2009                       │
│12:54 <peter> hey!                                                         │
│12:55 <@joe> peter: hook_process: http://weechat.org/files/doc/devel/weecha│
│t_plugin_api.en.html#_weechat_hook_process                                 │
└───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

このため、ターミナルで問題なく joe さんからの URL をクリックできます (もちろん、使用中のターミナルで URL をクリックできるように設定されていなければいけませんが)。

3.6. 通知レベル

バッファに表示された各メッセージには 4 つのレベルが設定されています。レベルの低いものから順に:

  • low: 重要性の低いメッセージ (例えば irc の参加/退出/終了メッセージ)

  • message: ユーザからのメッセージ

  • private: プライベートバッファのメッセージ

  • highlight: ハイライトされたメッセージ

それぞれのバッファには通知レベルが設定されており、 通知レベルに対応するメッセージの数がホットリストに表示されます。

デフォルトの通知レベルは weechat.look.buffer_notify_default オプションで指定し、 デフォルトは all です。

通知レベル ホットリストに追加されるメッセージのレベル

none

(無効)

highlight

highlight + private

message

highlight + private + message

all

highlight + private + message + low

通知レベルはバッファグループに対して設定することも可能で、例えば irc サーバ "freenode" に含まれる全てのバッファに対して設定する場合:

/set weechat.notify.irc.freenode message

"#weechat" チャンネルだけに対して、通知レベルを highlight に設定する場合:

/set weechat.notify.irc.freenode.#weechat highlight

/buffer コマンドで、あるバッファに対する通知レベルを設定できます:

/buffer notify highlight

3.7. デフォルトのキー割り当て

3.7.1. コマンドライン用のキー

キー 説明 コマンド

コマンドラインで前の文字に移動

/input move_previous_char

ctrl+b

コマンドラインで次の文字に移動

/input move_next_char

ctrl+f

ctrl+

コマンドラインで前の単語に移動

/input move_previous_word

alt+b

ctrl+

コマンドラインで次の単語に移動

/input move_next_word

alt+f

Home

コマンドラインで行頭に移動

/input move_beginning_of_line

ctrl+a

End

コマンドラインで行末に移動

/input move_end_of_line

ctrl+e

ctrl+c, b

テキストを太字化するコードの挿入

/input insert \x02

ctrl+c, c

テキストに色をつけるコードの挿入

/input insert \x03

ctrl+c, i

テキストをイタリック体にするコードの挿入

/input insert \x1D

ctrl+c, o

テキスト色のリセットを行うコードの挿入

/input insert \x0F

ctrl+c, v

テキスト色の反転を行うコードの挿入

/input insert \x16

ctrl+c, _

テキストに下線を引くコードの挿入

/input insert \x1F

Del

コマンドラインで次の文字を削除

/input delete_next_char

ctrl+d

Backsp.

コマンドラインで前の文字を削除

/input delete_previous_char

ctrl+h

ctrl+k

コマンドラインでカーソルより後の文字列を削除 (削除された文字列はクリップボードに保存)

/input delete_end_of_line

ctrl+r

バッファ中の履歴からテキスト検索 (検索モード用のキーを参照)

/input search_text

ctrl+t

文字の入れ替え

/input transpose_chars

ctrl+u

コマンドラインでカーソルより前の文字列を削除 (削除された文字列はクリップボードに保存)

/input delete_beginning_of_line

ctrl+w

コマンドラインで前の単語を削除 (削除された文字列はクリップボードに保存)

/input delete_previous_word

ctrl+y

クリップボードの内容を貼り付け

/input clipboard_paste

ctrl+_

コマンドラインの最後の動作をやり直す

/input undo

alt+_

コマンドラインの最後の動作を取り消す

/input redo

Tab

コマンドやニックネームを補完 (再度 Tab することで次の補完候補を表示)

/input complete_next

shift+Tab

補完候補が無い場合: 部分補完を行う、補完候補が有る場合: 前の補完候補を表示

/input complete_previous

Enter

コマンドを実行するか、メッセージを送信する (検索モードの場合: 検索の終了)

/input return

ctrl+j

ctrl+m

前のコマンド/メッセージを呼び出す (検索モードの場合: 上方向に検索)

/input history_previous

次のコマンド/メッセージを呼び出す (検索モードの場合: 下方向に検索)

/input history_next

ctrl+

グローバル履歴から前のコマンド/メッセージを呼び出す (すべてのバッファに対して共通の履歴)

/input history_global_previous

ctrl+

グローバル履歴から次のコマンド/メッセージを呼び出す (すべてのバッファに対して共通の履歴)

/input history_global_next

alt+d

コマンドラインで次の単語を削除 (削除された文字列はクリップボードに保存)

/input delete_next_word

alt+k

キー入力を奪って、コマンドラインにコード (キーが割り当てられていればコマンド) を入力

/input grab_key_command

alt+r

コマンドラインへの入力をすべて削除

/input delete_line

alt+s

aspell の有効無効を切り替え

/mute aspell toggle

3.7.2. バッファ / ウィンドウ用のキー

キー 説明 コマンド

ctrl+l

全ウィンドウを再描画

/window refresh

ctrl+s, ctrl+u

すべてのバッファに未読マークをセット

/input set_unread

ctrl+x

同じ番号を持つバッファにアタッチされていた場合、現在のバッファに移動

/input switch_active_buffer

alt+x

マージされたバッファに再ズーム (alt+x: 全てのマージされたバッファを表示)

/input zoom_merged_buffer

PgUp

バッファ履歴を 1 ページ分上方向にスクロール

/window page_up

PgDn

バッファ履歴を 1 ページ分下方向にスクロール

/window page_down

alt+PgUp

バッファ履歴を数行分上方向にスクロール

/window scroll_up

alt+PgDn

バッファ履歴を数行分下方向にスクロール

/window scroll_down

alt+Home

バッファ履歴を最初までスクロール

/window scroll_top

alt+End

バッファ履歴を最後までスクロール

/window scroll_bottom

alt+

前のバッファに移動

/buffer -1

alt+

ctrl+p

F5

alt+

後のバッファに移動

/buffer +1

alt+

ctrl+n

F6

F7

ウィンドウを前に移動

/window -1

F8

ウィンドウを後に移動

/window +1

F9

バッファタイトルを左方向にスクロール

/bar scroll title * -30%

F10

バッファタイトルを右方向にスクロール

/bar scroll title * +30%

F11

ニックネームリストを上方向にスクロール

/bar scroll nicklist * -100%

F12

ニックネームリストを下方向にスクロール

/bar scroll nicklist * +100%

alt+F11

ニックネームリストを一番上にスクロール

/bar scroll nicklist * b

alt+F12

ニックネームリストを一番下にスクロール

/bar scroll nicklist * e

alt+a

変更のあった次のバッファに移動 (優先順位: ハイライト、新規メッセージ、その他)

/input jump_smart

alt+h

ホットリスト (他のバッファにあった変更通知リスト) を消去

/input hotlist_clear

alt+j, alt+f

最初のバッファに移動

/buffer -

alt+j, alt+l

最後のバッファに移動

/buffer +

alt+j, alt+r

IRC 生バッファに移動

/server raw

alt+j, alt+s

IRC サーババッファに移動

/server jump

alt+0…9

番号のバッファに移動 (0 = 10)

/buffer *N

alt+j, 01…99

番号のバッファに移動

/buffer NN

alt+l

最小限表示の有効無効を切り替え

/window bare

alt+m

マウスの有効無効を切り替え

/mouse toggle

alt+n

次のハイライトまでスクロール

/window scroll_next_highlight

alt+p

前のハイライトまでスクロール

/window scroll_previous_highlight

alt+u

バッファを最初の未読行までスクロール

/window scroll_unread

alt+w, alt+

上のウィンドウに移動

/window up

alt+w, alt+

下のウィンドウに移動

/window down

alt+w, alt+

左のウィンドウに移動

/window left

alt+w, alt+

右のウィンドウに移動

/window right

alt+w, alt+b

すべてのウィンドウサイズを均等に

/window balance

alt+w, alt+s

2 つのウィンドウを入れ替え

/window swap

alt+z

現在のウィンドウを最大化 (再度 alt+z することで: 最初のウィンドウ状態に戻す、最大化前の状態)

/window zoom

alt+<

バッファ訪問履歴で前のバッファに移動

/input jump_previously_visited_buffer

alt+>

バッファ訪問履歴で次のバッファに移動

/input jump_next_visited_buffer

alt+/

最後に表示したバッファに移動 (バッファ移動前に表示していたウィンドウ)

/input jump_last_buffer_displayed

alt+=

フィルタの有効無効を切り替え

/filter toggle

alt+-

現在のバッファのフィルタの有効無効を切り替え

/filter toggle @

3.7.3. "検索" モード用のキー

以下のキーは "検索" モード (バッファ内のテキスト検索用に ctrl+r が押された状態) でのみ有効です。

キー 説明 コマンド

ctrl+r

検索タイプを切り替え: 文字列 (デフォルト)、正規表現

/input search_switch_regex

alt+c

大文字小文字を区別して検索

/input search_switch_case

Tab

検索範囲: メッセージ (デフォルト)、プレフィックス、プレフィックスとメッセージ

/input search_switch_where

前のキーワードで検索

/input search_previous

次のキーワードで検索

/input search_next

Enter

検索を終了

/input search_stop

ctrl+j

ctrl+m

3.7.4. "カーソル" モード用のキー

以下のキーは "カーソル" モード (スクリーン上でカーソルを自由に動かせる状態) でのみ有効です。

キー エリア 説明 コマンド

-

カーソルを上の行に移動

/cursor move up

-

カーソルを下の行に移動

/cursor move down

-

カーソルを左の列に移動

/cursor move left

-

カーソルを右の列に移動

/cursor move right

alt+

-

カーソルを上のエリアに移動

/cursor move area_up

alt+

-

カーソルを下のエリアに移動

/cursor move area_down

alt+

-

カーソルを左のエリアに移動

/cursor move area_left

alt+

-

カーソルを右のエリアに移動

/cursor move area_right

m

チャット

メッセージを引用

hsignal:chat_quote_message;/cursor stop

q

チャット

プレフィックスとメッセージを引用

hsignal:chat_quote_prefix_message;/cursor stop

Q

チャット

時間、プレフィックス、メッセージを引用

hsignal:chat_quote_time_prefix_message;/cursor stop

b

ニックネームリスト

ニックネームをバンする

/window ${_window_number};/ban ${nick}

k

ニックネームリスト

ニックネームをキックする

/window ${_window_number};/kick ${nick}

K

ニックネームリスト

ニックネームをバンとキックする

/window ${_window_number};/kickban ${nick}

q

ニックネームリスト

ニックネームに対するクエリを開く

/window ${_window_number};/query ${nick};/cursor stop

w

ニックネームリスト

ニックネームに対して whois を行う

/window ${_window_number};/whois ${nick}

Enter

-

カーソルモードを終了

/cursor stop

ctrl+j

ctrl+m

3.7.5. "マウス" モード用のキー

以下のキーは "マウス" モード (マウスイベントが発生したとき) でのみ有効です。

ボタン(1) ジェスチャー エリア 説明 コマンド

◾◽◽

-

チャット

ウィンドウに移動

/window ${_window_number}

◾◽◽

チャット

前のバッファに移動

/window ${_window_number};/buffer +1

◾◽◽

チャット

次のバッファに移動

/window ${_window_number};/buffer +1

◾◽◽

左 (長く)

チャット

最初のバッファに移動

/window ${_window_number};/buffer 1

◾◽◽

右 (長く)

チャット

最後のバッファに移動

/window ${_window_number};/input jump_last_buffer

◾◽◽

-

チャット (スクリプトバッファ)

スクリプトバッファで行選択

/script go ${_chat_line_y}

◽◽◾

-

チャット (スクリプトバッファ)

スクリプトのインストール `/ 削除

-

チャット

バッファ履歴を上方向にスクロール

/window scroll_up -window ${_window_number}

-

チャット

バッファ履歴を下方向にスクロール

/window scroll_down -window ${_window_number}

-

チャット (スクリプトバッファ)

スクリプトバッファを 5 行上方向にスクロール

/script up 5

-

チャット (スクリプトバッファ)

スクリプトバッファで 5 行下方向にスクロール

/script down 5

ctrl+

-

チャット

水平左方向にスクロール

/window scroll_horiz -window ${_window_number} -10%

ctrl+

-

チャット

水平右方向にスクロール

/window scroll_horiz -window ${_window_number} +10%

◾◽◽

ニックネームリスト

ニックネームリストを 1 ページ分上方向にスクロール

/bar scroll nicklist ${_window_number} -100%

◾◽◽

ニックネームリスト

ニックネームリストを 1 ページ分下方向にスクロール

/bar scroll nicklist ${_window_number} +100%

◾◽◽

上 (長く)

ニックネームリスト

ニックネームリストの最初に移動

/bar scroll nicklist ${_window_number} b

◾◽◽

下 (長く)

ニックネームリスト

ニックネームリストの最後に移動

/bar scroll nicklist ${_window_number} e

◾◽◽

-

ニックネームリスト

ニックネームに対するクエリを開く

/window ${_window_number};/query ${nick}

◽◽◾

-

ニックネームリスト

ニックネームに対する whois を行う

/window ${_window_number};/whois ${nick}

◾◽◽

ニックネームリスト

ニックネームをキックする

/window ${_window_number};/kick ${nick}

◾◽◽

左 (長く)

ニックネームリスト

ニックネームをキックとバンする

/window ${_window_number};/kickban ${nick}

◽◽◾

ニックネームリスト

ニックネームをバンする

/window ${_window_number};/ban ${nick}

◽◽◾

-

入力

マウスイベントを奪ってコマンドラインにコードを入力

/input grab_mouse_area

-

任意のバー

バーを -20% スクロール

/bar scroll ${_bar_name} ${_window_number} -20%

-

任意のバー

バーを +20% スクロール

/bar scroll ${_bar_name} ${_window_number} +20%

◽◾◽

-

任意の場所

この場所でカーソルモードを開始

/cursor go ${_x},${_y}

Note
(1) "⇑" と "⇓" はホイールの上方向回転と下方向回転に対応します。

3.8. マウスサポート

WeeChat はマウスクリックとマウスジェスチャーをサポートしています。 ローカル端末と screen/tmux の有無にかかわらず ssh 接続経由で利用可能です。

3.8.1. マウスの有効化

起動時にマウスを有効化するには:

/set weechat.look.mouse on

マウスを有効化するには alt+m を押すか、以下のコマンドを使います:

/mouse enable

キーにマウスの一時的な無効化を割り当てることができます。 例えば、 alt+x キーにマウスを 10 秒間無効化する機能を割り当てるには:

/key bind meta-x /mouse toggle 10

WeeChat でマウスが有効化されている場合、shift 修飾キーで選択やクリックができます。これでマウスが無効化されている場合と同じ作業が行えます (iTerm 等の端末では shift の代わりに alt を使ってください)。

Note
マウスに関するトラブルがあれば WeeChat FAQ を参照してください。

3.8.2. コマンドに対してマウスイベントを割り当てる

WeeChat はデフォルトマウスイベントの多くを定義しています ("マウス" モード用のキーを参照)。

/key コマンドで "mouse" コンテキストを指定することで割り当てを追加、変更できます (詳しい使い方は /key コマンドを参照)。

イベント名には修飾キー (任意)、ボタン/ホイール名、ジェスチャー (任意) を利用できます。異なるイベントは "-" で分割してください。

修飾キーリスト:

修飾キー 説明

ctrl

ctrl キー

alt

alt キー

ctrl-alt

ctrl+alt キー

ボタン/ホイールのリスト:

ボタン/ホイール 説明

button1

左ボタンクリック

button2

右ボタンクリック

button3

中ボタンクリック (多くの場合ホイールクリック)

button4 … button9

その他のボタンクリック

wheelup

ホイール (上方向)

wheeldown

ホイール (下方向)

ジェスチャーのリスト (ボタンのみ対応、ホイール未対応):

ジェスチャー 距離

gesture-up

3 … 19

gesture-up-long

≥ 20

gesture-down

3 … 19

gesture-down-long

≥ 20

gesture-left

3 … 39

gesture-left-long

≥ 40

gesture-right

3 … 39

gesture-right-long

≥ 40

未完了イベントのリスト (ボタンのみ、プラグイン/スクリプトで便利):

イベント 説明

event-down

マウスボタンが押され、離されていない状態

event-drag

マウスボタンが押された状態でマウスが動かされた

イベントの表記例:

  • button1

  • ctrl-button1

  • button1-gesture-right

  • button1-event-down

  • button1-event-drag

  • alt-button2-gesture-down-long

  • wheelup

  • ctrl-alt-wheeldown

Tip
"mouse" イベントにキーを割り当てる場合、イベント名の最初または最後に * を使うことで複数のイベントにマッチさせることができます。例えば button1-gesture-* は左クリックを利用したすべてのジェスチャーにマッチします。
Tip
/input grab_mouse コマンドの後にマウスを動かすことでコマンドラインにマウスイベントが入力されます。 これにより対応するイベントを確認できます。

3.9. コマンドライン

WeeChat コマンドライン (ウィンドウの一番下にあります) はコマンドの実行やバッファにテキストを送信するために利用します。

3.9.1. 文法

コマンドは "/" 文字で始まり、コマンドの名前を続けます。 例えば、すべてのオプションを表示するには:

/set

"/" が最初に無い場合、そのテキストはバッファに送信されます。例えば、hello というテキストをバッファに送信するには:

hello

"/" 文字から始まるテキストを送信したい場合、は 2 重に "/" をつけます。例えば、/set というテキストを現在のバッファに送信するには:

//set

3.9.2. 色コード

IRC 等のプラグインでは、以下の色コードと属性を利用できます (ctrl+c の後に、オプションとともに以下のキーを押してください):

ctrl+c, b

テキストを太字に

ctrl+c, c, xx

テキスト表示色を xx に (以下の色リストを参照)

ctrl+c, c, xx,yy

テキスト表示色を xx に、背景色を yy に (以下の色リストを参照)

ctrl+c, i

テキストをイタリック体に

ctrl+c, o

テキスト表示色と属性をリセット

ctrl+c, v

テキストを反転 (テキスト表示色と背景色の入れ替え)

ctrl+c, _

テキストに下線を引く

Note
同じコードで (色コードを入力せずに ctrl+c, c を使うことで) 属性をキャンセルすることができます。

ctrl+c, c 用の色コード:

コード IRC WeeChat (curses)

00

white

01

black

02

暗い青

blue

03

暗い緑

green

04

明るい赤

lightred

05

暗い赤

red

06

赤紫

magenta

07

橙色

brown

08

黄色

yellow

09

明るい緑色

lightgreen

10

青緑

cyan

11

明るい青緑色

lightcyan

12

明るい青

lightblue

13

明るい赤紫色

lightmagenta

14

灰色

darkgray

15

明るい灰色

gray

例: "こんにちは皆さん!" の "こんにちは" を太字の明るい青、"皆さん" を下線付きの明るい赤に表示したい場合:

^Cc12^Cbこんにちは^Cb^Cc04^Cu皆さん^Cu^Cc!
Note
irc プラグインでは、irc.color.mirc_remap を使ってこれらの色を別の色に対応付けることができます。

3.10. 色

WeeChat ではバーやチャットエリアにおけるテキスト表示に 256 個の色ペアを利用できます (この機能を利用するには WeeChat が実行されているターミナルが 256 色表示に対応している必要があります)。

TERM 環境変数の値によって、WeeChat で利用できる色と色ペアに以下の制限があります:

$TERM ペア (1)

"rxvt-unicode", "xterm", …

88

256

"rxvt-256color", "xterm-256color", …

256

32767

"screen"

8

64

"screen-256color"

256

32767

Note
(1) 端末が 256 ペア以上の表示をサポートしていても、WeeChat では ncurses の制限により 256 ペア以上の表示は行えません。

weechat --colors を実行するか、/color コマンドをin WeeChat の中で実行することで、色表示の制限を確認できます。

256 色を利用したい場合に推奨される TERM 環境変数の値は:

  • screen の中: screen-256color

  • screen の外: xterm-256colorrxvt-256colorputty-256color 、…

Note
TERM 環境変数の値に上の値を設定するには、"ncurses-term" パッケージをインストールする必要があるかもしれません。

screen を使っている場合、~/.screenrc に以下の内容を追加してください:

term screen-256color

TERM 変数が間違った値に設定された状態で WeeChat が起動完了している場合は、以下の 2 つのコマンドを使って変数の値を変更してください:

/set env TERM screen-256color
/upgrade

3.10.1. 基本色

WeeChat における基本色とは:

名前

default

デフォルトの端末色 (背景色を透過色とする)

black

darkgray

暗い灰色

red

暗い赤

lightred

明るい赤

green

暗い緑色

lightgreen

明るい緑色

brown

茶色

yellow

黄色

blue

暗い青

lightblue

明るい青

magenta

暗い赤紫色

lightmagenta

明るい赤紫色

cyan

暗い青緑色

lightcyan

明るい青緑色

gray

灰色

white

3.10.2. 拡張色

WeeChat はスクリーンに色が表示された時点で色ペアを動的に割り当てます (バッファとバーを表示する時点で)。

基本色に加えて、1 番 から端末の対応状況に依存する番号までの色番号を利用できます。

/color コマンドで現在の色と色制限を確認できます。alt+c をタイプすることで、一時的に端末色を選択された色に変更できます。

例えば、バッファ中のに表示される時刻をオレンジ色にしたい場合、以下のようにしてください:

/set weechat.color.chat_time 214

ステータスバーの色を非常に暗い緑色にしたい場合:

/set weechat.bar.status.color_bg 22

3.10.3. 別名

/color alias コマンドを使えば色の別名を追加できます。 追加後は任意の色関連オプションで別名を使えます。

例:

/color alias 214 orange
/set weechat.color.chat_delimiters orange

3.10.4. 属性

色に対していくつかの属性を付加することができます。1 つ以上の属性を色名又は色番号の前に付加できます:

  • * : テキストを太字に

  • ! : テキストを反転

  • / : テキストをイタリック体に

  • _ : テキストに下線を引く

  • | : 属性を保持: 色を変えた際に太字/反転/下線属性をリセットしない

例えば、自分自身のニックネームの表示色を白にして、下線を引きたい場合:

/set weechat.color.chat_nick_self _white

ステータスバーの時刻の表示色を橙色にして、下線を引いて、太字にしたい場合:

/set weechat.color.status_time *_214

デフォルト端末色 (-1) に対して属性を設定したい場合、端末色番号の最大値よりも大きな値を利用してください。 例えば、WeeChat における色番号の最大値は 99999 です。

端末の表示色に太字の属性を付加する例:

/set weechat.color.status_time *99999

3.11. 暗号化データ

3.11.1. データの保存

WeeChat はパスワード及び sec.conf ファイルに保存されている個人データを暗号化することができます。

この設定ファイルは他のどのファイルよりも先に読まれ、ファイルに保存されている値を WeeChat 及びプラグイン/スクリプトのオプションで使うことができます。

sec.conf に含まれるデータを暗号化するパスフレーズを設定することが可能です。これは必須ではありませんが、パスフレーズを設定することを強く勧めます。パスフレーズを設定しない場合、データは平文でファイルに保存されます。

/secure passphrase this is my passphrase

パスフレーズを設定した場合、WeeChat の起動時にパスフレーズの入力が求められるようになります (/upgrade 時には求められません)。

この挙動を変更し、パスフレーズを保存したファイルを使うことも可能です (sec.crypt.passphrase_file オプションを参照してください)。

暗号化

データの暗号化は 3 段階に分けて行われます:

  1. パスフレーズから鍵を生成 (任意の salt を加えます)。

  2. 暗号化するデータのハッシュを計算。

  3. ハッシュとデータを暗号化 (出力: salt + 暗号化済みのハッシュ/データ)。

Note
ブロック暗号モードは CFB です。

結果は 16 進数文字列として sec.conf ファイルに保存されます、例:

[data]
__passphrase__ = on
freenode = "53B1C86FCDA28FC122A95B0456ABD79B5AB74654F21C3D099A6CCA8173239EEA59533A1D83011251F96778AC3F5166A394"
復号化

データの復号化は 3 段階に分けて行われます:

  1. salt とパスフレーズを使って鍵を生成。

  2. ハッシュとデータを復号化。

  3. 復号化したハッシュとデータのハッシュが同じことを確認。

3.11.2. 暗号化データの管理

暗号化データを追加するには、/secure set を使ってください、freenode IRC サーバのパスワードを設定する例:

/secure set freenode mypassword

利便性を考慮して、暗号化データを専用のバッファに表示できるようになっています (値を見るにはバッファで alt+v、以下のコマンドを実行してください:

/secure

例えばパスワードなどの個人データを含むオプションで暗号化データを使うことができます、フォーマット: "${sec.data.xxx}" ここで "xxx" は暗号化データの名前です (/secure set xxx ... のように使った)。
利用できるオプションの完全なリストはを見るには、/help secure を使ってください。

例えば上の freenode パスワードを SASL 認証で使うには:

/set irc.server.freenode.sasl_password "${sec.data.freenode}"

3.12. オプションとコマンド

3.12.1. 保護データのオプション (sec.conf)

セクション:

セクション 操作コマンド 説明

crypt

/set sec.crypt.*

暗号化に関するオプション

data

/secure

保護データ

オプション:

  • sec.crypt.cipher

    • 説明: データの暗号化を行う暗号鍵 (アルゴリズムの後ろに書かれた数は鍵のビット数)

    • タイプ: 整数

    • 値: aes128, aes192, aes256 (デフォルト値: aes256)

  • sec.crypt.hash_algo

    • 説明: `復号化データをチェックするハッシュアルゴリズム`

    • タイプ: 整数

    • 値: sha224, sha256, sha384, sha512 (デフォルト値: sha256)

  • sec.crypt.passphrase_file

    • 説明: 保護データを暗号化/複合化するためのパスフレーズを保存したファイルパス; このオプションは sec.conf ファイルを読むときだけに利用されます; ファイルの 1 行目だけが利用されます; このファイルは環境変数 "WEECHAT_PASSPHRASE" が設定されていないときだけに利用されます (環境変数のほうが優先順位が高いです); セキュリティ上の注意: このファイルを自分だけが読み込める状態にし、WeeChat ホームの外 (例えば自分のホームディレクトリ) に保存しておくことを推奨します; 例: "~/.weechat-passphrase"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • sec.crypt.salt

    • 説明: 暗号化に利用する鍵を生成する場合は salt を利用してください (安全措置を厳重にするため); 有効化した場合、sec.conf ファイルに含まれる暗号化されたデータの内容はファイル書き込みの度に違うものになります; sec.conf ファイルをバージョン管理システムで管理している場合、常に同じ内容が書き込まれるようにこのオプションを無効化してください

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

3.12.2. WeeChat オプション (weechat.conf)

セクション:

セクション 操作コマンド 説明

debug

/debug set
/set weechat.debug.*

core とプラグインのデバッグレベル (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

startup

/set weechat.startup.*

起動オプション

look

/set weechat.look.*

外観

palette

/color alias
/set weechat.palette.*

色の別名 (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

color

/set weechat.color.*

completion

/set weechat.completion.*

補完オプション

history

/set weechat.history.*

履歴オプション (コマンドとバッファ)

proxy

/proxy
/set weechat.proxy.*

プロキシオプション

network

/set weechat.network.*

ネットワーク/SSL オプション

bar

/bar
/set weechat.bar.*

バーオプション

layout

/layout

レイアウト

notify

/buffer notify

バッファに対する通知レベル (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

filter

/filter

フィルタ

key

/key

デフォルトコンテキストのキー

key_search

/key

検索コンテキストのキー

key_cursor

/key

カーソルコンテキストのキー

key_mouse

/key

マウスコンテキストのキー

オプション:

  • weechat.color.bar_more

    • 説明: バーをスクロールする際の '+' のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightmagenta)

  • weechat.color.chat

    • 説明: チャットのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_bg

    • 説明: チャットの背景色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_buffer

    • 説明: バッファ名のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: white)

  • weechat.color.chat_channel

    • 説明: チャンネル名のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: white)

  • weechat.color.chat_day_change

    • 説明: 日付が変わった時に表示されるメッセージのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: cyan)

  • weechat.color.chat_delimiters

    • 説明: 区切りのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.chat_highlight

    • 説明: ハイライトされたプレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.chat_highlight_bg

    • 説明: ハイライトされたプレフィックスの背景色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: magenta)

  • weechat.color.chat_host

    • 説明: ホスト名のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: cyan)

  • weechat.color.chat_inactive_buffer

    • 説明: 行へのフォーカスがなくなった場合の (バッファが他のバッファとマージされていて選択されていない場合の) のチャットのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_inactive_window

    • 説明: ウィンドウへのフォーカスがなくなった場合 (選択されていないウィンドウ) のチャットのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_nick

    • 説明: チャットウィンドウ内のニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightcyan)

  • weechat.color.chat_nick_colors

    • 説明: ニックネームのテキスト色 (コンマ区切りの色リスト、背景色は以下のフォーマットで指定: "fg:bg"、例: "lightred:blue")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "cyan,magenta,green,brown,lightblue,default,lightcyan,lightmagenta,lightgreen,blue")

  • weechat.color.chat_nick_offline

    • 説明: オフラインのニックネームのテキスト色 (ニックネームリストにも表示されない)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_nick_offline_highlight

    • 説明: ハイライトされたオフラインのニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_nick_offline_highlight_bg

    • 説明: ハイライトされたオフラインのニックネームの背景色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: blue)

  • weechat.color.chat_nick_other

    • 説明: プライベートバッファ内の他のニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: cyan)

  • weechat.color.chat_nick_prefix

    • 説明: ニックネームプレフィックスの色 (プレフィックス中のニックネームの前に表示される文字列)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.chat_nick_self

    • 説明: チャットウィンドウ内のローカルニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: white)

  • weechat.color.chat_nick_suffix

    • 説明: ニックネームサフィックスの色 (プレフィックス中のニックネームの後に表示される文字列)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.chat_prefix_action

    • 説明: アクションプレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: white)

  • weechat.color.chat_prefix_buffer

    • 説明: バッファ名のテキスト色 (多くのバッファが同じ番号を持つものにマージされている場合は、プレフィックスの前)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: brown)

  • weechat.color.chat_prefix_buffer_inactive_buffer

    • 説明: 非アクティブバッファ名のテキスト色 (多くのバッファが同じ番号を持つものにマージされ、バッファが選択されていない場合は、プレフィックスの前)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_prefix_error

    • 説明: エラープレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.chat_prefix_join

    • 説明: join プレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightgreen)

  • weechat.color.chat_prefix_more

    • 説明: プレフィックスが長すぎる場合の '+' のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightmagenta)

  • weechat.color.chat_prefix_network

    • 説明: ネットワークプレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: magenta)

  • weechat.color.chat_prefix_quit

    • 説明: quit プレフィックスのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightred)

  • weechat.color.chat_prefix_suffix

    • 説明: サフィックスのテキスト色 (プレフィックスの後ろ)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.chat_read_marker

    • 説明: 未読データマーカーのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: magenta)

  • weechat.color.chat_read_marker_bg

    • 説明: 未読データマーカーの背景色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_server

    • 説明: サーバ名のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: brown)

  • weechat.color.chat_tags

    • 説明: メッセージの後ろのタグのテキスト色 (/debug tags コマンドで表示)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: red)

  • weechat.color.chat_text_found

    • 説明: テキスト検索にヒットした行のマーカーのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.chat_text_found_bg

    • 説明: テキスト検索にヒットした行のマーカーの背景色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightmagenta)

  • weechat.color.chat_time

    • 説明: チャットウィンドウ内の時間のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.chat_time_delimiters

    • 説明: 時間区切りのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: brown)

  • weechat.color.chat_value

    • 説明: 値のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: cyan)

  • weechat.color.emphasized

    • 説明: 強調テキストの色 (テキスト検索する際など); このオプションは weechat.look.emphasized_attributes オプションが空文字列 (デフォルト値) の場合のみ使われます

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.emphasized_bg

    • 説明: 強調テキストの背景色 (テキスト検索する際など); このオプションは weechat.look.emphasized_attributes オプションが空文字列 (デフォルト値) の場合のみ使われます

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: magenta)

  • weechat.color.input_actions

    • 説明: 入力がアクションの場合のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightgreen)

  • weechat.color.input_text_not_found

    • 説明: 入力行のテキスト検索に失敗した場合のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: red)

  • weechat.color.nicklist_away

    • 説明: 離席状態のニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: cyan)

  • weechat.color.nicklist_group

    • 説明: ニックネームリスト内のグループのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.nicklist_offline

    • 説明: オフラインのニックネームのテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: blue)

  • weechat.color.separator

    • 説明: ウィンドウセパレータ (分割時) とバーセパレータ (ニックネームリスト等) の色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: blue)

  • weechat.color.status_count_highlight

    • 説明: ホットリスト内のハイライトメッセージ数のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: magenta)

  • weechat.color.status_count_msg

    • 説明: ホットリスト内のメッセージ数のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: brown)

  • weechat.color.status_count_other

    • 説明: ホットリスト内のその他のメッセージ数のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.status_count_private

    • 説明: ホットリスト内のプライベートメッセージ数のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.status_data_highlight

    • 説明: ハイライトメッセージを受け取ったバッファのテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightmagenta)

  • weechat.color.status_data_msg

    • 説明: 新しいメッセージを受け取ったバッファのテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.status_data_other

    • 説明: 新しいデータ (メッセージ以外) を受け取ったバッファのテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.status_data_private

    • 説明: プライベートメッセージを受けとったバッファのテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightgreen)

  • weechat.color.status_filter

    • 説明: ステータスバーのフィルタ表示のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: green)

  • weechat.color.status_more

    • 説明: 新しいデータを受け取ったバッファのテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.status_name

    • 説明: ステータスバーの現在のバッファ名のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: white)

  • weechat.color.status_name_ssl

    • 説明: SSL などでセキュリティプロトコルを使っている場合のステータスバーの現在のバッファ名のテキスト色、

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightgreen)

  • weechat.color.status_nicklist_count

    • 説明: ニックネームリスト内のニックネーム数のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.color.status_number

    • 説明: ステータスバーの現在のバッファ番号のテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: yellow)

  • weechat.color.status_time

    • 説明: 時間のテキスト色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

  • weechat.completion.base_word_until_cursor

    • 説明: 有効化された場合、補完する元単語はカーソル前の文字で終了; そうでなければ元単語はカーソル後の最初の文字で終了

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.completion.default_template

    • 説明: デフォルトの補完テンプレート (テンプレートコードと値のドキュメントを参照: プラグイン API リファレンス、"weechat_hook_command" 関数)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%(nicks)|%(irc_channels)")

  • weechat.completion.nick_add_space

    • 説明: ニックネーム補完の後に空白を追加 (コマンドラインの最初がニックネームでない場合は)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.completion.nick_completer

    • 説明: ニックネーム補完の後に追加する文字列 (ニックネームがコマンドラインの最初にある場合)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: ":")

  • weechat.completion.nick_first_only

    • 説明: 最初に見つかったニックネームだけを補完

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.completion.nick_ignore_chars

    • 説明: ニックネーム補完で無視する文字

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "[]`_-^")

  • weechat.completion.partial_completion_alert

    • 説明: 補完候補が複数あった場合にユーザに警告

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.completion.partial_completion_command

    • 説明: コマンドでの部分補完 (同じ文字を含む多くのコマンドが見つかった場合は止める)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.completion.partial_completion_command_arg

    • 説明: コマンド引数での部分補完 (同じプレフィックスを持つ多くの引数が見つかった場合は止める)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.completion.partial_completion_count

    • 説明: バーアイテム内の部分補完数を表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.completion.partial_completion_other

    • 説明: コマンド外での部分補完 (同じ文字を含む多くのコマンドが見つかった場合は止め)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.history.display_default

    • 説明: 履歴をリストアップする際にデフォルトで表示するコマンドの最大数 (0 = 制限無し)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 2147483647 (デフォルト値: 5)

  • weechat.history.max_buffer_lines_minutes

    • 説明: バッファ毎の履歴の保存時間 (分) (0 = 制限無し); 例: 1440 = 一日、10080 = 一週間、43200 = 一ヶ月、525600 = 一年間; weechat.history.max_buffer_lines_number オプションが 0 以外の場合には 0 を指定してください

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 2147483647 (デフォルト値: 0)

  • weechat.history.max_buffer_lines_number

    • 説明: バッファ毎の履歴行数 (0 = 制限無し); weechat.history.max_buffer_lines_minutes オプションが 0 以外の場合には 0 を指定してください

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 2147483647 (デフォルト値: 4096)

  • weechat.history.max_commands

    • 説明: 履歴に保存するユーザコマンド数 (0 = 制限無し、メモリ使用量の制限が無くなるため非推奨)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 2147483647 (デフォルト値: 100)

  • weechat.history.max_visited_buffers

    • 説明: メモリに保存する観覧バッファの数

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 1000 (デフォルト値: 50)

  • weechat.look.align_end_of_lines

    • 説明: 行末の調節 (2 行以上になる行): このデータ (time、buffer、prefix、suffix、message (デフォルト)) の下から始められる

    • タイプ: 整数

    • 値: time, buffer, prefix, suffix, message (デフォルト値: message)

  • weechat.look.bar_more_down

    • 説明: バーを下方向にスクロール出来る場合に表示される文字列 (水平方向詰め以外の属性を持つバー)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "++")

  • weechat.look.bar_more_left

    • 説明: バーを左方向にスクロール出来る場合に表示される文字列 (水平方向詰めの属性を持つバー用)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "<<")

  • weechat.look.bar_more_right

    • 説明: バーを右方向にスクロール出来る場合に表示される文字列 (水平方向詰めの属性を持つバー用)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: ">>")

  • weechat.look.bar_more_up

    • 説明: バーを上方向にスクロール出来る場合に表示される文字列 (水平方向詰め以外の属性を持つバー)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "--")

  • weechat.look.bare_display_exit_on_input

    • 説明: 入力の変更に対する最小限表示モードを終了する

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.bare_display_time_format

    • 説明: 最小限表示モードで使う時間フォーマット (日付/時間指定子は strftime の man を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%H:%M")

  • weechat.look.buffer_auto_renumber

    • 説明: 自動的に番号を割り当てる場合、1 から始まる連番になります; 無効にした場合、バッファ番号に欠番が許され、最初のバッファに1より大きなバッファ番号を割り当てることが可能になります

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.buffer_notify_default

    • 説明: バッファに対するデフォルトの通知レベル (メッセージの重要度に従い、バッファがホットリストに表示されるかどうかを WeeChat に教えるために使われる): all=全てのメッセージ (デフォルト)、message=メッセージとハイライト、highlight=ハイライトのみ、none=ホットリストに表示されない

    • タイプ: 整数

    • 値: none, highlight, message, all (デフォルト値: all)

  • weechat.look.buffer_position

    • 説明: 新しいバッファの位置: end = リストの最後 (番号 = 最後の番号 + 1) (デフォルト)、first_gap = リスト中に最初に現れる利用可能な番号 (どの番号も使えない場合、リストの最後); このオプションはレイアウト番号を持たないバッファの場合に利用されます

    • タイプ: 整数

    • 値: end, first_gap (デフォルト値: end)

  • weechat.look.buffer_search_case_sensitive

    • 説明: デフォルトのバッファテキスト検索: 大文字小文字を区別するかしないか

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.buffer_search_force_default

    • 説明: バッファテキスト検索のデフォルト値を強制する (バッファで最後に検索した値を使わない)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.buffer_search_regex

    • 説明: デフォルトのバッファテキスト検索: 有効の場合は正規表現で検索、無効の場合は単純な文字列で検索

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.buffer_search_where

    • 説明: デフォルトのバッファテキスト検索: メッセージ中、プレフィックス中、プレフィックスとメッセージ中

    • タイプ: 整数

    • 値: prefix, message, prefix_message (デフォルト値: prefix_message)

  • weechat.look.buffer_time_format

    • 説明: バッファに表示される行に付く時間フォーマット (日付/時間の指定子は strftime の man を参照) (注意: 値は評価されるため "${color:xxx}" フォーマットで色を指定出来ます、/help eval を参照); 例えばグレースケールを使う時間の例 (256 色のサポートが必要): "${color:252}%H${color:245}%M${color:240}%S"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%H:%M:%S")

  • weechat.look.color_basic_force_bold

    • 説明: 明るい色と標準的な色の "darkgray" には "太字" 属性を強制 (このオプションはデフォルトでは無効: 太字はターミナルが 16 色以下の表示能力しかない場合に利用される)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.color_inactive_buffer

    • 説明: アクティブでないバッファでは行に異なる色を使用 (行が未選択のマージバッファからの場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.color_inactive_message

    • 説明: アクティブでないメッセージに異なる色を使用 (ウィンドウにフォーカスが無いか、行が未選択のマージバッファからの場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.color_inactive_prefix

    • 説明: アクティブでないプレフィックスに異なる色を使用 (ウィンドウにフォーカスが無いか、行が未選択のマージバッファからの場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.color_inactive_prefix_buffer

    • 説明: アクティブでないバッファ名のプレフィックスに異なる色を使用 (ウィンドウにフォーカスが無いか、行が未選択のマージバッファからの場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.color_inactive_time

    • 説明: アクティブでない時間は異なる色を使用 (ウィンドウにフォーカスが無いか、行が未選択のマージバッファからの場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.color_inactive_window

    • 説明: アクティブでないウィンドウでは行に異なる色を使用 (ウィンドウにフォーカスが無い場合)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.color_nick_offline

    • 説明: オフライン状態のニックネームに異なる色を使用 (ニックネームリストにも表示しない)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.color_pairs_auto_reset

    • 説明: 利用可能なペアの数がこの数以下になった場合、色ペアテーブルを自動的にリセット (-1 = 自動リセットを無効化、テーブルが一杯になったら手動で "/color reset")

    • タイプ: 整数

    • 値: -1 .. 256 (デフォルト値: 5)

  • weechat.look.color_real_white

    • 説明: セットされた場合、本当の白色が使われる、白色背景のターミナルではデフォルトで無効 (白色背景を絶対に使わないなら、ターミナルの前景色の代わりに本当の白色を表示するためにはこれを on にするべき)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.command_chars

    • 説明: 入力文字列がコマンドかどうかを決定する文字列: 入力はこれらの文字の内の一つから始まらなければいけない; スラッシュ ("/") は常にコマンドプレフィックスとして扱われる (例: ".$")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.confirm_quit

    • 説明: セットされた場合、/quit コマンドは "-yes" 引数と共に使われなければいけない (help quit を参照)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.day_change

    • 説明: 日付が変わった際に特殊メッセージを表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.day_change_message_1date

    • 説明: 日付が変わった時に表示される時間のフォーマット、1 つの日付を表示 (例えばバッファの最初に) (日付/時間指定子は strftime の man を参照) (注意: 値は評価されるため "${color:xxx}" フォーマットで色を指定出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "-- %a, %d %b %Y --")

  • weechat.look.day_change_message_2dates

    • 説明: 日付が変わった時に表示される時間のフォーマット、2 つの日付を表示 (2 つのメッセージの間に); 文字列に対して strftime は 2 回呼び出されるため、2 番目の日付指定子は 2 つの "%" で始めてください (日付/時間指定子は strftime の man を参照) (注意: 値は評価されるため "${color:xxx}" フォーマットで色を指定出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "-- %%a, %%d %%b %%Y (%a, %d %b %Y) --")

  • weechat.look.eat_newline_glitch

    • 説明: セットされた場合、eat_newline_glitch は 0 になる; これは各行の末尾に新しい行を追加しないために使われ、WeeChat から別のアプリケーションにテキストをコピー/ペーストする際にテキストの改行を行わない (致命的な表示上の問題を引き起こすため、このオプションはデフォルトで無効化されている)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.emphasized_attributes

    • 説明: 強調テキストの属性: 1 つまたは複数の属性文字 ("*" は太字、"!" は反転、"/" はイタリック、"_" は下線); 文字列が空の場合、weechat.color.emphasized* の色が使われます

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.highlight

    • 説明: コンマ区切りのハイライトされる単語リスト; 大文字小文字の区別無し (単語の最初に "(?-i)" をつければ区別有り)、部分マッチさせるには単語の最初か最後に "*" をつける; 例: "test,(?-i)*toto*,flash*"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.highlight_regex

    • 説明: メッセージ中のハイライトの有無を判断する POSIX 拡張正規表現、マッチ部分は必ず区切り文字 (アルファベット、"-"、"_"、"|" 以外の文字) で囲まれていなければいけない、正規表現は大文字小文字を区別しない (最初に "(?-i)" がある場合は区別する)、例: "flashcode|flashy"、"(?-i)FlashCode|flashy"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.highlight_tags

    • 説明: ハイライトするタグのコンマ区切りリスト; 大文字小文字の区別なし; 各タグでワイルドカード "*" を使うことができます; 論理積 "and" を取るにはタグ同士を "+" でつなげてください; 例: ニックネーム "FlashCode" からのメッセージは "nick_flashcode"、ニックネームが "toto" で始まるユーザからの notice メッセージは "irc_notice+nick_toto*"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.hotlist_add_conditions

    • 説明: ホットリストでバッファを追加する条件 (追加するバッファの通知レベルが OK の場合); 以下の条件を使うことができます: "window" (現在のウィンドウポインタ)、"buffer" (ホットリストに追加するバッファポインタ)、"priority" (0 = 低い、1 = メッセージ、2 = プライベートメッセージ、3 = ハイライト); デフォルトでは離席状態またはバッファがスクリーンに表示されていない場合にホットリストへバッファを追加します

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "${away} || ${buffer.num_displayed} == 0")

  • weechat.look.hotlist_buffer_separator

    • 説明: ホットリストにあるバッファの間に表示される文字列

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: ", ")

  • weechat.look.hotlist_count_max

    • 説明: 任意のバッファに関するホットリストに表示されるメッセージ数の最大値 (0 = メッセージ数は非表示)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 4 (デフォルト値: 2)

  • weechat.look.hotlist_count_min_msg

    • 説明: メッセージの数がこの値以上の場合にメッセージ数を表示

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 100 (デフォルト値: 2)

  • weechat.look.hotlist_names_count

    • 説明: ホットリストに載せるバッファ名の数の最大値 (0 = バッファ名は無し、番号のみ)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 10000 (デフォルト値: 3)

  • weechat.look.hotlist_names_length

    • 説明: ホットリストに載せるバッファ名の長さの最大値 (0 = 制限無し)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 32 (デフォルト値: 0)

  • weechat.look.hotlist_names_level

    • 説明: ホットリストに載せる名前のレベル (次の組み合わせ: 1=join/part、2=メッセージ、4=プライベートメッセージ、8=ハイライト、例: 12=プライベートメッセージとハイライト)

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 15 (デフォルト値: 12)

  • weechat.look.hotlist_names_merged_buffers

    • 説明: セットされた場合、マージバッファに対してホットリストにバッファ名を載せることを強制

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.hotlist_prefix

    • 説明: ホットリストの最初に表示されるテキスト

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "H: ")

  • weechat.look.hotlist_remove

    • 説明: ホットリストに含まれるバッファを削除: buffer = バッファを削除、merged = すべての可視状態でマージされたバッファを一括削除

    • タイプ: 整数

    • 値: buffer, merged (デフォルト値: merged)

  • weechat.look.hotlist_short_names

    • 説明: セットされた場合、ホットリストではバッファ名に短い名前を使う (名前に含まれる最初の '.' 以降)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.hotlist_sort

    • 説明: ホットリストのソート: group_time_*: 通知レベルでグループ化した (ハイライトを前にした) 後に時間でソート、group_number_*: 通知レベルでグループ化した (ハイライトを前にした) 後に番号でソート、number_*: 番号でソート; asc = 昇順、desc = 降順

    • タイプ: 整数

    • 値: group_time_asc, group_time_desc, group_number_asc, group_number_desc, number_asc, number_desc (デフォルト値: group_time_asc)

  • weechat.look.hotlist_suffix

    • 説明: ホットリストの最後に表示されるテキスト

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.hotlist_unique_numbers

    • 説明: ホットリストには一意の番号だけを保持 (これは番号の後ろに名前が表示されていないホットリストアイテムだけに適用されます)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.input_cursor_scroll

    • 説明: 行の最後までスクロールする際に入力行の最後に続けて表示される文字の数

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 100 (デフォルト値: 20)

  • weechat.look.input_share

    • 説明: 全てのバッファでコマンド、テキスト、または両方の入力を共有 (バッファごとのローカル履歴に影響無し)

    • タイプ: 整数

    • 値: none, commands, text, all (デフォルト値: none)

  • weechat.look.input_share_overwrite

    • 説明: セットされ、入力が共有された場合、ターゲットバッファの入力は常に上書きされます

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.input_undo_max

    • 説明: バッファごとのコマンドラインの "undo" 回数の上限値 (0 = アンドゥは無効)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 65535 (デフォルト値: 32)

  • weechat.look.item_buffer_filter

    • 説明: 現在のバッファで何行かがフィルタされたことを示す文字列 (バーアイテム "buffer_filter")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "*")

  • weechat.look.item_buffer_zoom

    • 説明: マージされたバッファでズームされたことを示す文字列 (バーアイテム "buffer_zoom")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "!")

  • weechat.look.item_time_format

    • 説明: "time" バーアイテムの時間フォーマット (日付/時間指定子は strftime の man を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%H:%M")

  • weechat.look.jump_current_to_previous_buffer

    • 説明: 他のバッファへの移動と現在のバッファに戻ることを簡単にするために、/buffer *N (N はバッファ番号) で現在のバッファ番号に移動した場合は、表示上の一つ前のバッファに移動する

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.jump_previous_buffer_when_closing

    • 説明: バッファを閉じた場合は一つ前に訪れていたバッファに移動 (無効にされた場合は、バッファ番号の一つ少ないものに移動)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.jump_smart_back_to_buffer

    • 説明: ホットリストの最後に到達したら最初のバッファに移動する

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.key_bind_safe

    • 説明: "危険な" キー (ctrl または meta コードで始まらないキー) の割り当てを禁止

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.mouse

    • 説明: マウスサポートの有効化

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.mouse_timer_delay

    • 説明: マウスイベントを横取りするための遅延 (ミリ秒): WeeChat はイベント処理前にこの遅延時間だけ待つ

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 10000 (デフォルト値: 100)

  • weechat.look.nick_prefix

    • 説明: メッセージプレフィックス中のニックネームの前に表示するテキスト、例: "<"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.nick_suffix

    • 説明: メッセージプレフィックス中のニックネームの後に表示するテキスト、例: ">"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.paste_bracketed

    • 説明: 端末の「括弧付きペーストモード」を有効化 (一部の端末/マルチプレクサで利用可能): このモードでは、ペーストされたテキストはコントロールシーケンスで括られます。これにより WeeChat はペーストされたテキストとタイプされたテキストを区別する ("ESC[200~" 、ペーストされたテキスト、"ESC[201~")

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.paste_bracketed_timer_delay

    • 説明: 括弧付きペーストの終了を示すコントロールシーケンス ("ESC[201~") が入力されなかった場合に、括弧付きペーストを強制終了させるまでの待ち時間 (秒単位)

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 60 (デフォルト値: 10)

  • weechat.look.paste_max_lines

    • 説明: ユーザへの確認無しにペーストする行数の最大値 (-1 = この機能を無効化)

    • タイプ: 整数

    • 値: -1 .. 2147483647 (デフォルト値: 1)

  • weechat.look.prefix_action

    • 説明: アクションメッセージのプレフィックス (注意: 値は評価されるため、"${color:xxx}" フォーマットを使えば色を指定することも出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: " *")

  • weechat.look.prefix_align

    • 説明: プレフィックスの調節 (none、left、right (デフォルト))

    • タイプ: 整数

    • 値: none, left, right (デフォルト値: right)

  • weechat.look.prefix_align_max

    • 説明: プレフィックスのサイズの最大値 (0 = 最大値の指定無し)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 128 (デフォルト値: 0)

  • weechat.look.prefix_align_min

    • 説明: プレフィックスサイズの最小値

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 128 (デフォルト値: 0)

  • weechat.look.prefix_align_more

    • 説明: プレフィックスが切り詰められた場合に表示する文字 (スクリーン上のちょうど 1 文字)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "+")

  • weechat.look.prefix_align_more_after

    • 説明: テキストの後ろに切り捨て文字 (デフォルトでは "+") を表示 (この場所に表示されるべき空白を置換する); 無効化した場合、テキストの最後の文字が切り捨て文字になります

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.prefix_buffer_align

    • 説明: 多くのバッファが同じ番号を持つようにマージされた場合に、バッファ名のプレフィックスを調節 (none, left, right (デフォルト))

    • タイプ: 整数

    • 値: none, left, right (デフォルト値: right)

  • weechat.look.prefix_buffer_align_max

    • 説明: 多くのバッファが同じ番号を持つようにマージされた場合の、バッファ名のサイズの最大値 (0 = 最大値の指定無し)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 128 (デフォルト値: 0)

  • weechat.look.prefix_buffer_align_more

    • 説明: バッファ名が切り詰められた場合に表示する文字 (多くのバッファが同じ番号を持つようにマージされた場合) (スクリーン上のちょうど1文字)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "+")

  • weechat.look.prefix_buffer_align_more_after

    • 説明: テキストの後ろに切り捨て文字 (デフォルトでは "+") を表示 (この場所に表示されるべき空白を置換する); 無効化した場合、テキストの最後の文字が切り捨て文字になります

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.prefix_error

    • 説明: エラーメッセージのプレフィックス (注意: 値は評価されるため、"${color:xxx}" フォーマットを使えば色を指定することも出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "=!=")

  • weechat.look.prefix_join

    • 説明: 参加メッセージのプレフィックス (注意: 値は評価されるため、"${color:xxx}" フォーマットを使えば色を指定することも出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "-->")

  • weechat.look.prefix_network

    • 説明: ネットワークメッセージのプレフィックス (注意: 値は評価されるため、"${color:xxx}" フォーマットを使えば色を指定することも出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "--")

  • weechat.look.prefix_quit

    • 説明: 終了メッセージのプレフィックス (注意: 値は評価されるため、"${color:xxx}" フォーマットを使えば色を指定することも出来ます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "<--")

  • weechat.look.prefix_same_nick

    • 説明: 同じニックネームからの連続したメッセージに前置するプレフィックス: 空白文字 " " の場合はプレフィックスを隠す、これ以外の文字列の場合はそれをプレフィックスとして用いる、空文字の場合はプレフィックス表示機能を使わない

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.prefix_suffix

    • 説明: プレフィックスの後ろに表示される文字列

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "|")

  • weechat.look.read_marker

    • 説明: 最初の未読行を表示するマーカー (line か char) をバッファ内で使用

    • タイプ: 整数

    • 値: none, line, char (デフォルト値: line)

  • weechat.look.read_marker_always_show

    • 説明: バッファの最終行であっても、常にリードマーカーを表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.read_marker_string

    • 説明: リードマーカー行の表示に使われる文字列 (行末まで文字列が繰り返される)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "- ")

  • weechat.look.save_config_on_exit

    • 説明: 終了時に設定ファイルを保存

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.save_layout_on_exit

    • 説明: 終了時にレイアウトを保存 (バッファ、ウィンドウ、両方)

    • タイプ: 整数

    • 値: none, buffers, windows, all (デフォルト値: none)

  • weechat.look.scroll_amount

    • 説明: scroll_up と scroll_down でスクロールする行数

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 2147483647 (デフォルト値: 3)

  • weechat.look.scroll_bottom_after_switch

    • 説明: 別のバッファに移動した後にウィンドウの最後までスクロール (ウィンドウのスクロール位置を記憶しない); 自動スクロールはフォーマット済みバッファだけで有効 (フリー内容バッファでは無効)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.scroll_page_percent

    • 説明: 1 ページ上方向か下方向にスクロールする場合のスクロールの割合 (例えば 100 は 1 ページ、50 は半ページ)

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 100 (デフォルト値: 100)

  • weechat.look.search_text_not_found_alert

    • 説明: バッファ内に検索テキストが見つからなかった場合はユーザに警告

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.separator_horizontal

    • 説明: バーとウィンドウ周囲の水平セパレータ文字 (空の場合は ncurses で線を描画するが、一部のターミナルでは URL 選択の際にバグを生ずる可能性がある); 必ずスクリーン上に描画した時の文字幅が 1 の文字を指定してください

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "-")

  • weechat.look.separator_vertical

    • 説明: バーとウィンドウ周囲の垂直セパレータ文字 (空の場合は ncurses で線を描画するが、いくつかのターミナルでは URL 選択の際にバグを生ずる可能性がある); 必ずスクリーン上に描画した時の文字幅が 1 の文字を指定してください

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.look.tab_width

    • 説明: メッセージに含まれるタブ文字を表示する際に使う空白文字の数

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 64 (デフォルト値: 1)

  • weechat.look.time_format

    • 説明: 文字列へ変換されてメッセージ中に表示される日付の時間フォーマット (日付/時間指定子は strftime の man を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%a, %d %b %Y %T")

  • weechat.look.window_auto_zoom

    • 説明: ターミナルのサイズがすべてのウィンドウを表示するには小さすぎる場合、自動的に現在のウィンドウにズームする (ターミナルのサイズが十分に大きい場合は、alt-z を使ってウィンドウのズームを戻してください)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.look.window_separator_horizontal

    • 説明: ウィンドウ間に水平セパレータを表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.window_separator_vertical

    • 説明: ウィンドウ間に垂直セパレータを表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.look.window_title

    • 説明: 起動時に設定するウィンドウタイトル (Curses GUI 端末タイトル); 空文字列の場合、タイトルは変更されません (注意: 値は評価されます、/help eval を参照してください)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "WeeChat ${info:version}")

  • weechat.network.connection_timeout

    • 説明: リモートホストへの接続タイムアウト時間 (秒単位) (子プロセスが行う)

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 2147483647 (デフォルト値: 60)

  • weechat.network.gnutls_ca_file

    • 説明: 認証局を含むファイル ("%h" は WeeChat ホームに置換される、デフォルトでは "~/.weechat")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "/etc/ssl/certs/ca-certificates.crt")

  • weechat.network.gnutls_handshake_timeout

    • 説明: gnutls ハンドシェイクのタイムアウト (秒単位)

    • タイプ: 整数

    • 値: 1 .. 2147483647 (デフォルト値: 30)

  • weechat.network.proxy_curl

    • 説明: Curl を利用した URL のダウンロード時に利用するプロキシの名前 (スクリプトのリストをダウンロードする際および hook_process 関数から呼び出されるスクリプト内で利用); プロキシを定義するには /proxy コマンドを利用してください

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.plugin.autoload

    • 説明: スタートアップ時にロードするプラグインのコンマ区切りリスト、"*" は見つかった全てのプラグイン、"!" から始まる名前はロードしないプラグイン、名前にワイルドカード "*" を使うことができます (例: "*" または "*,!lua,!tcl")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "*")

  • weechat.plugin.debug

    • 説明: 全てのプラグインに対してデバッグメッセージを有効化 (デフォルトでは無効、無効を推奨)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • weechat.plugin.extension

    • 説明: プラグインのファイル拡張子のコンマ区切りリスト

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: ".so,.dll")

  • weechat.plugin.path

    • 説明: プラグイン検索パス ("%h" は WeeChat ホームに置換される、デフォルトでは "~/.weechat")

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "%h/plugins")

  • weechat.plugin.save_config_on_unload

    • 説明: プラグインをアンロードする際に設定ファイルをセーブ

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.startup.command_after_plugins

    • 説明: WeeChat が実行され、プラグインのロード後に実行されるコマンド (注意: 値は評価されます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.startup.command_before_plugins

    • 説明: WeeChat が実行され、プラグインのロード前に実行されるコマンド (注意: 値は評価されます、/help eval を参照)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • weechat.startup.display_logo

    • 説明: WeeChat ロゴを開始時に表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.startup.display_version

    • 説明: WeeChat バージョンを開始時に表示

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: on)

  • weechat.startup.sys_rlimit

    • 説明: WeeChat プロセスのリソースを制限する、フォーマット: "res1:limit1,res2:limit2"; リソース名は定数 (RLIMIT_XXX) の最後の語を小文字で (値は man setrlimit を参照) 記述; 値の -1 は "無制限" の意; 例: core ファイルのサイズ制限を無制限に仮想メモリを 1GB に制限: "core:-1,as:1000000000"

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

3.12.3. WeeChat コマンド

away 離席状態の切り替え
/away  [-all] [<message>]

   -all: 全ての接続済みサーバに対して離席状態を切り替え
message: 離席メッセージ (メッセージが無い場合は、離席状態を解除)
bar バーの管理
/bar  list|listfull|listitems
      add <name> <type>[,<condition>] <position> <size> <separator> <item1>[,<item2>...]
      default [input|title|status|nicklist]
      del <name>|-all
      set <name> <option> <value>
      hide|show|toggle <name>
      scroll <name> <window> <scroll_value>

         list: 全てのバーをリストアップ
     listfull: 全てのバーをリストアップ (詳細)
    listitems: 全てのバーアイテムをリストアップ
          add: 新しいバーを追加
         name: バーの名称 (ユニークな)
         type:   root: 外側のウィンドウ、
               window: 内側のウィンドウ、任意の状態を取れる (以下を参照)
    condition: バーの表示状態 (タイプが "window" のバー以外は無効):
                 active: アクティブウィンドウに表示
               inactive: 非アクティブウィンドウに表示
               nicklist: ニックネームリストを持つウィンドウに表示
               その他の状態: /help weechat.bar.xxx.conditions と /help eval を参照してください
               表示状態の指定が無ければ、バーは常に表示されます。
     position: bottom、top、left、right
         size: バーのサイズ (文字数で指定)
    separator: 1 はセパレータ (線) を使用、0 または指定無しはセパレータ無し
    item1,...: バーのアイテム (アイテムはコンマ (アイテム間にスペース) または "+" (アイテム間にスペース無し) で区切ります)
      default: デフォルトバーを作成 (バーの名前が無ければ全てのデフォルトバーが作成されます)
          del: バーを削除 (-all を付ければ全てのバーを削除)
          set: バー属性に値を設定
       option: 変更するオプション (オプション一覧は /set weechat.bar.<barname>.* を参照)
        value: オプションの新しい値
         hide: バーを隠す
         show: 隠されたバーを表示
       toggle: バーの非表示/表示を切り替え
       scroll: バーをスクロール
       window: ウィンドウ番号 (現在のウィンドウかルートバーを指定するには '*' を使う)
 scroll_value: スクロールする量: 'x' または 'y' (任意)の後に、'+' か '-' か 'b' (最初) か 'e' (最後)の後に、値 (+/- を付けて)、任意で % (スクロールする幅/高さの割合、% が無ければ値は文字数と解釈されます)

例:
  時間、バー番号 + 名前、補完候補からなるバーを作成:
    /bar add mybar root bottom 1 0 [time],buffer_number+:+buffer_name,completion
  バーを隠す:
    /bar hide mybar
  現在のバッファに対応したニックネームリストを 10 行分、下方向にスクロール:
    /bar scroll nicklist * y+10
  現在のバッファに対応したニックネームリストを最後までスクロール:
    /bar scroll nicklist * ye
buffer バッファの管理
/buffer  list
         clear [<number>|<name>|-merged|-all [<number>|<name>...]]
         move <number>|-|+
         swap <number1>|<name1> [<number2>|<name2>]
         merge <number>
         unmerge [<number>|-all]
         hide [<number>|<name> [<number>|<name>...]]
         unhide [<number>|<name> [<number>|<name>...]]
         renumber [<number1> [<number2> [<start>]]]
         close [<n1>[-<n2>]|<name>]
         notify <level>
         localvar
         set <property> <value>
         get <property>
         <number>|-|+|<name>

    list: バッファをリストアップ (引数無しの場合、このリストが表示されます)
   clear: バッファの内容を削除 (number はバッファ番号、マージバッファに対しては -merged、全てのバッファに対しては -all、何も無ければ現在のバッファ)
    move: リストにバッファを移動 (相対指定も可能、例えば -1); "-" = 最初のバッファ番号に移動、"+" = 最後のバッファ番号 + 1 に移動
    swap: 2 つのバッファを入れ替え (現在のバッファと引数で与えた番号/名称で指定されるバッファを入れ替える)
   merge: 現在のバッファを他のバッファにマージ (2 つのバッファのチャットエリアが一緒になります)
          (デフォルトでは ctrl-x でマージバッファの切り替え)
 unmerge: 同じ番号を持つ他のバッファとのマージを解除
    hide: バッファを隠す
  unhide: バッファを隠すことを止める
renumber: バッファを記憶 (weechat.look.buffer_auto_renumber オプションがオフの場合にのみ有効)
   close: バッファを閉じる (番号/範囲または名前は任意)
  notify: 現在のバッファの通知レベルを設定: このレベルでバッファがホットリストに追加されるかどうかを定義します:
               none: 通知しない
          highlight: ハイライトがあった場合のみ通知
            message: ユーザからのメッセージとハイライトがあった場合に通知
                all: 全てのメッセージを通知
              reset: デフォルトの値 (all) にリセット
localvar: 現在のバッファのローカル変数を表示
     set: 現在のバッファのプロパティを設定
     get: 現在のバッファのプロパティを表示
  number: 番号でバッファ移動、可能なプレフィックス:
          '+': 相対移動、現在の番号に数を足す
          '-': 相対移動、現在の番号から数を引く
          '*': 番号に移動、オプション "weechat.look.jump_current_to_previous_buffer" が使われる
       -: 最初のバッファ番号に移動
       +: 最後のバッファ番号に移動
    name: バッファ名 (一部) でバッファに移動

例:
  現在のバッファの内容を消去:
    /buffer clear
  バッファを 5 番に移動:
    /buffer move 5
  バッファ 1 番と 3 番を入れ替え:
    /buffer swap 1 3
  現在のバッファと #weechat バッファを入れ替え:
    /buffer swap #weechat
  コアバッファとマージ:
    /buffer merge 1
  バッファマージの解除:
    /buffer unmerge
  現在のバッファを閉じる:
    /buffer close
  バッファ番号 5 から 7 を閉じる:
    /buffer close 5-7
  #weechat バッファに移動:
    /buffer #weechat
  次のバッファに移動:
    /buffer +1
  最後のバッファ番号に移動:
    /buffer +
color 色の別名の定義と、カラーパレットの表示
/color  alias <color> <name>
        unalias <color>
        reset
        term2rgb <color>
        rgb2term <rgb> [<limit>]
        -o

   alias: ある色に別名を追加
 unalias: 別名の削除
   color: カラー番号 (0 以上、最大値はターミナル依存、多くの場合 63 か 255)
    name: カラーの別名 (例: "orange")
   reset: 全てのカラーペアをリセット (自動的なリセットが無効化されており、これ以上のカラーペアが利用できない場合に必要、オプション weechat.look.color_pairs_auto_reset を参照)
term2rgb: ターミナル色 (0-255) を RGB 色に変換
rgb2term: RGB 色をターミナル色 (0-255) に変換
   limit: ターミナルテーブル内で使う色の数 (0 から始まる); デフォルトは 256
     -o: 端末/色情報を現在の入力としてバッファに送る

引数無しの場合、コマンドは新しいバッファに色を表示します。

例:
  色番号 214 に対応する別名 "orange" を追加:
    /color alias 214 orange
  色番号 214 を削除:
    /color unalias 214
command WeeChat かプラグインのコマンドを起動
/command  [-buffer <name>] <plugin> <command>

-buffer: このバッファでコマンドを実行
 plugin: このプラグインからコマンドを実行; 'core' は WeeChat コマンド、'*' は自動的にプラグインを選択 (このコマンドを実行したバッファに依存)
command: 実行するコマンド (コマンドの最初に '/' が無い場合はこれを自動的に追加します)
cursor カーソルを移動してアクションを実行するエリアを指定
/cursor  go chat|<bar>|<x>,<y>
         move up|down|left|right|area_up|area_down|area_left|area_right
         stop

  go: チャットエリア、バー (バーの名前を使った場合)、座標 "x,y" にカーソルを移動
move: 方向を指定してカーソルを移動
stop: カーソルモードを終了

引数が無ければ、カーソルモードを切り替えます。

マウスが有効化されていた場合 (/help mouse を参照)、現在のところデフォルトではセンタークリックでカーソルモードが開始されます。

例:
  ニックネームリストに移動:
    /cursor go nicklist
  x=10、y=5 の位置に移動:
    /cursor go 10,5
debug core やプラグインのデバッグ管理
/debug  list
        set <plugin> <level>
        dump [<plugin>]
        buffer|color|infolists|memory|tags|term|windows
        mouse|cursor [verbose]
        hdata [free]

     list: デバッグレベルの設定されたプラグインをリストアップ
      set: プラグインのデバッグレベルを設定
   plugin: プラグインの名前 ("core" は WeeChat コアを意味する)
    level: プラグインのデバッグレベル (0 はデバッグの無効化)
     dump: WeeChat ログファイルにメモリダンプを保存 (WeeChat がクラッシュした場合と同じダンプが書き込まれます)
   buffer: ログファイルに 16 進値でバッファの内容をダンプ
    color: 現在の色ペアに関する情報を表示
   cursor: カーソルモードのデバッグを切り替え
     dirs: ディレクトリを表示
    hdata: hdata に関する情報を表示 (free を付ければ: メモリから全ての hdata を削除)
    hooks: フックに関する情報を表示
infolists: infolist に関する情報を表示
     libs: 使用中の外部ライブラリに関する情報を表示
   memory: メモリ使用量に関する情報を表示
    mouse: マウスのデバックを切り替え
     tags: 行のタグを表示
     term: ターミナルに関する情報を表示
  windows: ウィンドウツリーの情報を表示
eval 式を評価
/eval  [-n] <expression>
       [-n] -c <expression1> <operator> <expression2>

        -n: 結果をバッファに送信せずに表示 (デバッグモード)
        -c: 条件として評価: 演算子と括弧をを使い、ブール値 ("0" または "1") を返します
expression: 評価する式、フォーマット、${variable} 型のフォーマットの変数は置換されます (以下を参照); 複数のコマンドを指定する場合はセミコロンで区切ってください
  operator: 論理演算子や比較演算子:
            - 論理演算子:
                &&  ブール演算の "and"
                ||  ブール演算の "or"
            - 比較演算子:
                ==  等しい
                !=  等しくない
                <=  以下
                <   より少ない
                >=  以上
                >   より大きい
                =~  正規表現にマッチ
                !~  正規表現にマッチしない

式が NULL でない場合、空でない場合、"0" でない場合、式は "真" と評価されます。
両方の式が有効な整数である場合、比較は整数を使って行われます。
文字列比較を強制するには、それぞれの式をダブルクォートで囲みます、例:
  50 > 100      ==> 0
  "50" > "100"  ==> 1

式中の ${variable} 型のフォーマットの変数は置換されます。変数は以下の優先順位に従います:
  1. エスケープ文字を含む文字列 (フォーマット: "esc:xxx" または "\xxx")
  2. 色 (フォーマット: "color:xxx")
  3. 情報 (フォーマット: "info:name,arguments"、arguments は任意)
  4. オプション (フォーマット: "file.section.option")
  5. バッファのローカル変数
  6. hdata の名前/変数 (値は自動的に文字列に変換されます)、デフォルトでは "window" と "buffer" は現在のウィンドウ/バッファを指します。
hdata のフォーマットは以下の 1 つです:
  hdata.var1.var2...: hdata (ポインタは既知) で始まり、1 個ずつ変数を続ける (他の hdata を続けることも可能)
  hdata(list).var1.var2...: リストを使って hdata を始める、例:
    ${buffer[gui_buffers].full_name}: バッファリストにリンクされた最初のバッファのフルネーム
    ${plugin[weechat_plugins].name}: プラグインリストにリンクされた最初のプラグインの名前
hdata と変数の名前については、"プラグイン API リファレンス" の "weechat_hdata_get" 関数を参照してください。

例 (単純な文字列):
  /eval -n ${info:version}                 ==> 0.4.3
  /eval -n ${weechat.look.scroll_amount}   ==> 3
  /eval -n ${window}                       ==> 0x2549aa0
  /eval -n ${window.buffer}                ==> 0x2549320
  /eval -n ${window.buffer.full_name}      ==> core.weechat
  /eval -n ${window.buffer.number}         ==> 1
  /eval -n ${\t}                           ==> <tab>

例 (条件):
  /eval -n -c ${window.buffer.number} > 2  ==> 0
  /eval -n -c ${window.win_width} > 100    ==> 1
  /eval -n -c (8 > 12) || (5 > 2)          ==> 1
  /eval -n -c (8 > 12) && (5 > 2)          ==> 0
  /eval -n -c abcd =~ ^ABC                 ==> 1
  /eval -n -c abcd =~ (?-i)^ABC            ==> 0
  /eval -n -c abcd =~ (?-i)^abc            ==> 1
  /eval -n -c abcd !~ abc                  ==> 0
filter タグか正規表現に基づくバッファメッセージの非表示/表示
/filter  list
         enable|disable|toggle [<name>|@]
         add <name> <buffer>[,<buffer>...] <tags> <regex>
         rename <name> <new_name>
         del <name>|-all

   list: 全てのフィルタをリストアップ
 enable: フィルタを有効化 (フィルタはデフォルトで有効になっています)
disable: フィルタを無効化
 toggle: フィルタの有効無効を切り替え
   name: フィルタの名前 ("@" = 現在のバッファに設定されている全てのフィルタを有効化/無効化)
    add: フィルタを追加
 rename: フィルタをリネーム
    del: フィルタを削除
   -all: 全てのフィルタを削除
 buffer: フィルタが有効化されているバッファのコンマ区切りリスト:
         - これはプラグイン名を含む完全な名前です (例えば: "irc.freenode.#weechat")
         - "*" は全てのバッファを意味します
         - 名前が '!' から始まるものは除外されます
         - ワイルドカード '*' を使うことができます
   tags: タグのコンマ区切りリスト、例えば "irc_join,irc_part,irc_quit"
         - 論理積 "and": タグ同士を "+" でつなげてください (例えば: "nick_toto+irc_action")
         - ワイルドカード '*' を使うことができます
         - タグを '!' で始めると、そのタグが付けられたメッセージとそのタグを含むメッセージはフィルタされません
  regex: 行単位検索の正規表現
         - '\t' を使うと、プレフィックスをメッセージから分離できます。'|' 等の特別な文字は '\|' のようにエスケープしなければいけません
         - 正規表現の最初に '!' が含まれる場合は、マッチ結果が反転されます (最初の '!' にマッチさせたければ、'\!' を使ってください)
         - 2 種類の正規表現があります: 一方はプレフィックス用、他方はメッセージ用
         - 正規表現は大文字小文字を区別しません、"(?-i)" から始まる場合は区別します

デフォルトではキー alt+'=' でフィルタリングの on/off を切り替えられます。

よく使われるタグ:
  no_filter、no_highlight、no_log、log0..log9 (ログレベル)、
  notify_none、notify_message、notify_private、notify_highlight、
  nick_xxx (xxx はメッセージのニックネーム部分)、prefix_nick_ccc (ccc はニックネームの色)、
  host_xxx (xxx はメッセージのユーザ名 + ホスト名部分)、
  irc_xxx (xxx はコマンド名又は番号、/server raw または /debug tags で確認)、
  irc_numeric、irc_error、irc_action、irc_ctcp、irc_ctcp_reply、irc_smart_filter、away_info。
バッファ内でタグを見るには: /debug tags

例:
  全てのバッファで IRC スマートフィルタを使用:
    /filter add irc_smart * irc_smart_filter *
  名前に "#weechat" を含むバッファを除いた全てのバッファで IRC スマートフィルタを使用:
    /filter add irc_smart *,!*#weechat* irc_smart_filter *
  全ての IRC join/part/quit メッセージをフィルタ:
    /filter add joinquit * irc_join,irc_part,irc_quit *
  チャンネルに入った時や /names で表示されるニックネームをフィルタ:
    /filter add nicks * irc_366 *
  IRC チャンネル #weechat で "toto" を含むニックネームをフィルタ:
    /filter add toto irc.freenode.#weechat nick_toto *
  ニックネーム "toto" からの IRC の参加/アクションメッセージをフィルタ:
    /filter add toto * nick_toto+irc_join,nick_toto+irc_action *
  IRC チャンネル #weechat で "weechat sucks" を含む行をフィルタ:
    /filter add sucks irc.freenode.#weechat * weechat sucks
help コマンドとオプションに関するヘルプを表示
/help  -list|-listfull [<plugin> [<plugin>...]]
       <command>
       <option>

    -list: プラグイン毎にコマンドをリストアップ (引数が無ければ、このリストを表示)
-listfull: プラグイン毎に説明付きでコマンドをリストアップ
   plugin: このプラグインに関するコマンドをリストアップ
  command: コマンドの名前
   option: オプションの名前 (リストを見るには /set を使用)
history バッファコマンド履歴を表示
/history  clear
          <value>

clear: 履歴の削除
value: 表示する履歴エントリの数
input コマンドライン関数
/input  <action> [<arguments>]

アクションリスト:
  return: "enter" キーをシミュレート
  complete_next: 次の補完候補で単語を補完
  complete_previous: 一つ前の補完候補で単語を補完
  search_text: バッファ内のテキストを検索
  search_switch_case: 完全一致検索に変更
  search_switch_regex: 検索タイプの切り替え: 文字列/正規表現
  search_switch_where: 検索範囲の切り替え: メッセージ/プレフィックス
  search_previous: 一つ前の行を検索
  search_next: 次の行を検索
  search_stop: 検索を終了
  delete_previous_char: 一つ前の文字を削除
  delete_next_char: 次の文字を削除
  delete_previous_word: 一つ前の単語を削除
  delete_next_word: 次の単語を削除
  delete_beginning_of_line: 行の最初からカーソル位置までを削除
  delete_end_of_line: カーソルから行の最後までを削除
  delete_line: 行を削除
  clipboard_paste: クリップボードから貼り付け
  transpose_chars: 2 つの文字を入れ替え
  undo: 最新のコマンドラインアクションまで元に戻す
  redo: 最新のコマンドラインアクションまでやり直す
  move_beginning_of_line: カーソルを行頭に移動
  move_end_of_line: カーソルを行末まで移動
  move_previous_char: カーソルを一つ前の文字に移動
  move_next_char: カーソルを次の文字に移動
  move_previous_word: カーソルを一つ前の単語に移動
  move_next_word: カーソルを次の単語に移動
  history_previous: 現在のバッファ履歴のひとつ前のコマンドを再呼び出し
  history_next: 現在のバッファ履歴の次のコマンドを再呼び出し
  history_global_previous: グローバル履歴の一つ前のコマンドを再呼び出し
  history_global_next: グローバル履歴の次のコマンドを再呼び出し
  jump_smart: 次のアクティブバッファに飛ぶ
  jump_last_buffer_displayed: 表示されている最後のバッファに移動 (最新のバッファ移動の一つ前に表示されていたバッファ)
  jump_previously_visited_buffer: 一つ前に訪れたバッファに移動
  jump_next_visited_buffer: 次に訪れたバッファに移動
  hotlist_clear: ホットリストを消去
  grab_key: キーを横取り (任意引数: 最後の横取りからの遅延時間、デフォルトは 500 ミリ秒)
  grab_key_command: あるコマンドに関連してキーを横取り (任意引数: 最後の横取りからの遅延時間、デフォルトは 500 ミリ秒)
  grab_mouse: grab マウスイベントコードを横取り
  grab_mouse_area: 範囲指定のマウスイベントコードを横取り
  set_unread: 全てのバッファに対して未読マーカーを設定
  set_unread_current_buffer: 現在のバッファに対して未読マーカーを設定
  switch_active_buffer: 次のマージされたバッファに移動
  switch_active_buffer_previous: 一つ前のマージされたバッファに移動
  zoom_merged_buffer: マージされたバッファにズーム
  insert: コマンドラインにテキストを挿入 (エスケープ文字も可、/help print を参照)
  send: バッファにテキストを送信
  paste_start: ペーストの開始 (括弧付きペーストモード)
  paste_stop: ペーストの終了 (括弧付きペーストモード)

これらのコマンドはキーバインドかプラグインで利用できます。
key キーの割り当てと割り当て解除
/key  list|listdefault|listdiff [<context>]
      bind <key> [<command> [<args>]]
      bindctxt <context> <key> [<command> [<args>]]
      unbind <key>
      unbindctxt <context> <key>
      reset <key>
      resetctxt <context> <key>
      resetall -yes [<context>]
      missing [<context>]

       list: 現在のキーをリストアップ (引数無しの場合、このリストが表示されます)
listdefault: デフォルトキーをリストアップ
   listdiff: デフォルトと現在のキーの違いをリストアップ (追加、再定義、削除されたキー)
    context: コンテキストの名前 ("default" または "search")
       bind: キーにコマンドを割り当てるか、キーに割り当てられたコマンドを表示 ("default" コンテキストに対する)
   bindctxt: キーにコマンドを割り当てるか、キーに割り当てられたコマンドを表示 (指定されたコンテキストに対する)
    command: コマンド (複数のコマンドはセミコロンで分けて書く)
     unbind: キーバインドを削除 ("default" コンテキストに対する)
 unbindctxt: キーバインドを削除 (指定されたコンテキストに対する)
      reset: キーをデフォルトの割り当てにリセットする ("default" コンテキストに対する)
  resetctxt: キーをデフォルトの割り当てにリセットする (指定されたコンテキストに対する)
   resetall: デフォルトの割り当てにリストアし、全ての個人的な設定を削除 (注意して使用!)
    missing: 未割り当てのキーを追加 (デフォルトの割り当てに無い)、新しい WeeChat バージョンをインストールした後に便利

キーにコマンドを割り当てる場合、alt+k (または Esc の後に k) した後に、割り当てたいキーを押すことをお勧めします: これはコマンドラインにキーコードを入力することになります。

"mouse" コンテント ("cursor" コンテキストの一部) に対しては、キーは以下のフォーマット: "@area:key" または "@area1>area2:key"。 ここで、area は以下の値を取れます:
          *: スクリーン上の任意のエリア
       chat: チャットエリア (任意のバッファ)
  chat(xxx): 名前 "xxx" を持つチャットエリア (プラグイン含む完全な名前)
     bar(*): 任意のバー
   bar(xxx): バー "xxx"
    item(*): 任意のバーアイテム
  item(xxx): バーアイテム "xxx"
多くのマウスイベントにマッチさせるにはワイルドカード '*' をキーに使ってください。
"hsignal:name" というフォーマットのコマンドに対する特別な値はマウスコンテキストに使えます、これはフォーカスハッシュテーブルを引数にして hsignal "name" を送ります。
その他の特別な値 "-" はキーを無効化するために利用されます。(これはキーの探索時には無視されます)

例:
  alt-x キーをニックネームリストバーに割り当てる:
    /key bind meta-x /bar toggle nicklist
  alt-r キーを #weechat IRC チャンネルへの移動に割り当てる:
    /key bind meta-r /buffer #weechat
  alt-r キーの割り当てをデフォルトに戻す:
    /key reset meta-r
  "tab" キーをバッファ検索の終了に割り当てる:
    /key bindctxt search ctrl-I /input search_stop
  ニック上でのマウスのセンターボタンをニックネームの情報取得に割り当てる:
    /key bindctxt mouse @item(buffer_nicklist):button3 /msg nickserv info ${nick}
layout バッファ/ウィンドウレイアウトの管理
/layout  store [<name>] [buffers|windows]
         apply [<name>] [buffers|windows]
         leave
         del [<name>] [buffers|windows]
         rename <name> <new_name>

  store: レイアウトに現在のバッファ/ウィンドウを保存
  apply: 保存されたレイアウトを適用
  leave: 現在のレイアウトを保持する (レイアウトを更新しない)
    del: レイアウトとして保存されているバッファとウィンドウを削除
         (名前の後に "バッファ" や "ウィンドウ" を指定しない場合、レイアウトを削除)
 rename: レイアウトのリネーム
   name: 保存されたレイアウトの名前 (初期状態は "default")
buffers: バッファのみに対してレイアウトを保存/適用 (バッファの順番)
windows: ウィンドウのみに対してレイアウトを保存/適用 (それぞれのウィンドウに表示されるバッファ)

引数無しでは、保存されたレイアウトを表示します。
mouse マウス操作
/mouse  enable|disable|toggle [<delay>]

 enable: マウスの有効化
disable: マウスの無効化
 toggle: マウスの有効無効の切り替え
  delay: 初期マウス状態がリストアされてからの遅延時間 (秒単位) (一時的にマウスを無効化するときに便利)

マウス状態はオプション "weechat.look.mouse" に保存されます。

例:
  マウスの有効化:
    /mouse enable
  5 秒間マウスの有効無効を切り替え:
    /mouse toggle 5
mute 静かにコマンドを実行
/mute  [-core | -current | -buffer <name>] <command>

   -core: WeeChat コアバッファへの出力を抑制
-current: 現在のバッファへの出力を抑制
 -buffer: 指定したバッファへの出力を抑制
    name: 完全なバッファの名前 (例: "irc.server.freenode"、"irc.freenode.#weechat")
 command: 静かに実行するコマンド (最初に '/' が無い場合は自動的に追加されます)

ターゲット (-core、-current、-buffer) が指定されなかった場合、デフォルトでは全ての出力を抑制します。

例:
  save を行う:
    /mute save
  現在の IRC チャンネルへのメッセージ:
    /mute -current msg * hi!
  #weechat チャンネルへのメッセージ:
    /mute -buffer irc.freenode.#weechat msg #weechat hi!
plugin プラグインの表示/ロード/アンロード
/plugin  list|listfull [<name>]
         load <filename> [<arguments>]
         autoload [<arguments>]
         reload [<name> [<arguments>]]
         unload [<name>]

     list: ロードされたプラグインをリストアップ
 listfull: ロードされたプラグインをリストアップ (詳細)
     load: プラグインをロード
 autoload: システムかユーザディレクトリ指定の自動ロードプラグインをロード
   reload: プラグインを再ロード (名前が指定されない場合は、全てのプラグインをアンロードし、プラグインを自動ロード)
   unload: プラグインのアンロード (名前が指定されない場合は、全てのプラグインをアンロード)
 filename: ロードするプラグイン (ファイル)
     name: プラグイン名
arguments: ロードするプラグインに与える引数

引数無しでは、ロードされたプラグインをリストアップ。
print バッファ内にテキストを表示
/print  [-buffer <number>|<name>] [-core] [-escape] [-date <date>] [-tags <tags>] [-action|-error|-join|-network|-quit] [<text>]
        -stdout|-stderr [<text>]
        -beep

 -buffer: 指定したバッファにテキストを表示 (デフォルト: コマンドを実行したバッファ)
   -core: "-buffer core.weechat" のエイリアス
-current: 現在のバッファにテキストを表示
 -escape: エスケープ文字を解釈 (例えば \a、\07、\x07)
   -date: メッセージの日付、フォーマット:
            -n: 今から 'n' 秒前
            +n: 今から 'n' 秒後
             n: エポックから 'n' 秒目 (man time を参照)
            日付/時間 (ISO 8601): yyyy-mm-ddThh:mm:ss、例: 2014-01-19T04:32:55
           時間: hh:mm:ss (example: 04:32:55)
   -tags: タグのコンマ区切りリスト (よく使うタグのリストは /help filter を参照)
    text: 表示するテキスト (プレフィックスとメッセージは必ず \t で区切ってください、"-" で始まるテキストは "\" を前置してください)
 -stdout: 標準出力にテキストを表示 (エスケープ文字を解釈)
 -stderr: 標準エラー出力にテキストを表示 (エスケープ文字を解釈)
   -beep: "-stderr \a" の別名

オプション -action ... -quit をつけた場合、プレフィックスは "weechat.look.prefix_*" で定義されているものになります。

以下のエスケープ文字を使うことができます:
  \" \\ \a \b \e \f \n \r \t \v \0ooo \xhh \uhhhh \Uhhhhhhhh

例:
  コアバッファにハイライトを付けてリマインダを表示:
    /print -core -tags notify_highlight Reminder: buy milk
  コアバッファにエラーを表示:
    /print -core -error Some error here
  コアバッファにプレフィックス "abc" を付けてメッセージを表示:
    /print -core abc    The message
  チャンネル #weechat にメッセージを表示:
    /print -buffer irc.freenode.#weechat Message on #weechat
  雪だるまを表示 (U+2603):
    /print -escape \u2603
  警告を送信 (BEL):
    /print -beep
proxy プロキシの管理
/proxy  list
        add <name> <type> <address> <port> [<username> [<password>]]
        del <name>|-all
        set <name> <option> <value>

    list: 全てのプロキシをリストアップ
     add: 新しいプロキシを追加
    name: プロキシの名前 (一意的な)
    type: http、socks4、socks5
 address: IP アドレスまたはホスト名
    port: ポート
username: ユーザ名 (任意)
password: パスワード (任意)
     del: プロキシの削除 (-all を付ければ全てのプロキシを削除)
     set: プロキシのプロパティを設定
  option: 変更するオプション (オプションリストを見るには、/set weechat.proxy.<proxyname>.*)
   value: オプションに設定する新しい値

例:
  ローカルホストの 8888 番ポートで動いている http プロキシを作成:
    /proxy add local http 127.0.0.1 8888
  IPv6 プロトコルを使う http プロキシを作成:
    /proxy add local http ::1 8888
    /proxy set local ipv6 on
  ユーザ名とパスワードが必要な socks5 プロキシを作成:
    /proxy add myproxy socks5 sample.host.org 3128 myuser mypass
  プロキシを削除:
    /proxy del myproxy
quit WeeChat の終了
/quit  [-yes] [<arguments>]

     -yes: weechat.look.confirm_quit オプションが有効な場合に必要
arguments: "quit" シグナルと共に送られるテキスト
           (例えば irc プラグインはサーバに quit メッセージを送る際にこのテキストを使います)
reload ディスクから設定ファイルを再読み込み
/reload  [<file> [<file>...]]

file: 再読み込みする設定ファイル (拡張子 ".conf" は不要)

引数無しでは、全てのファイル (WeeChat とプラグイン) が再読み込みされます。
repeat 複数回コマンドを実行
/repeat  [-interval <delay>] <count> <command>

  delay: コマンドの実行間隔 (ミリ秒単位)
  count: コマンドの実行回数
command: 実行するコマンド (最初に '/' が無い場合は自動的に追加されます)

全てのコマンドはこのコマンドが発行されたバッファで実行されます。

例:
  2 ページ分上方向にスクロール:
    /repeat 2 /window page_up
save 設定をファイルに保存
/save  [<file> [<file>...]]

file: 保存する設定ファイル (拡張子 ".conf" は不要)

引数無しでは、全てのファイル (WeeChat とプラグイン) が保存されます。
secure 保護データを管理します (パスワードやプライベートデータは暗号化されて sec.conf ファイルに保存)
/secure  passphrase <passphrase>|-delete
         decrypt <passphrase>|-discard
         set <name> <value>
         del <name>

passphrase: パスフレーズを変更 (パスフレーズがない場合、sec.conf ファイルに平文でデータを保存します)
   -delete: パスフレーズを削除
   decrypt: 暗号化されているデータを復号化 (起動時にパスフレーズが設定されていない場合に起きます)
  -discard: 全ての暗号化データを破棄
       set: 保護データを追加または変更
       del: 保護データを削除

引数がない場合、新しいバッファに保護データを表示します。

パスフレーズを利用する場合 (データが暗号化されている場合)、WeeChat は起動時にパスフレーズを尋ねます。
環境変数 "WEECHAT_PASSPHRASE" を利用すれば入力を回避できます (WeeChat は /upgrade の時に同じ変数を利用します)。

${sec.data.xxx} の形でフォーマットされた保護データは以下の様に利用できます:
  - コマンドライン引数 "--run-command"
  - weechat.startup.command_{before|after}_plugins オプション
  - プロキシオプション: username、password
  - irc サーバオプション: autojoin、command、password、sasl_{username|password}、username、realname
  - relay.network.password オプション
  - /eval コマンド。

例:
  パスフレーズを設定:
    /secure passphrase this is my passphrase
  freenode の SASL パスワードを暗号化:
    /secure set freenode mypassword
    /set irc.server.freenode.sasl_password "${sec.data.freenode}"
  oftc の nickserv 用パスワードを暗号化:
    /secure set oftc mypassword
    /set irc.server.oftc.command "/msg nickserv identify ${sec.data.oftc}"
  ニックネーム "mynick" を取り戻すためのエイリアス ghost を設定
    /alias ghost /eval /msg -server freenode nickserv ghost mynick ${sec.data.freenode}
set 設定オプションと環境変数を設定
/set  [<option> [<value>]]
      diff [<option> [<option>...]]
      env [<variable> [<value>]]

option: オプションの名前 (ワイルドカード '*' を使うことができます)
 value: オプションに対する新しい値、以下の型に従う:
          boolean: on、off、toggle
          integer: 番号、++番号、--番号
           string: 任意の文字列 (空文字列は "")
            color: 色の名前、++色番号、--色番号
        注意: どんな型であっても、オプションの値を削除する (未定義値にする) には null が使えます。これはいくつかの特別なプラグイン変数でのみ有効です。
  diff: 変更されたオプションのみを表示
   env: 環境変数を表示または設定 (変数の値を削除するには値に "" を入れてください)

例:
  ハイライトに関するオプションを表示:
    /set *highlight*
  highlight に単語を追加:
    /set weechat.look.highlight "word"
  変更されたオプションを表示:
    /set diff
  irc プラグインのオプションの内、変更されたオプションを表示:
    /set diff irc.*
  環境変数 LANG の値を表示:
    /set env LANG
  環境変数 LANG を設定し、これを使う:
    /set env LANG fr_FR.UTF-8
    /upgrade
  環境変数 ABC の値を削除する:
    /set env ABC ""
unset オプションのアンセット/リセット
/unset  <option>
        -mask <option>

option: オプションの名前
 -mask: オプション内でマスクを使う (大量のオプションをリセットするにはワイルドカード "*" を使ってください、使用に注意!)

オプションの種類によって (一般的なオプションを) リセットまたは (サーバなどの任意な設定を) 削除が行われます。

例:
  オプションのリセット:
    /unset weechat.look.item_time_format
  全ての色関連オプションをリセット:
    /unset -mask weechat.color.*
upgrade サーバとの接続を維持して WeeChat をアップグレード
/upgrade  [<path_to_binary>|-quit]

path_to_binary: WeeChat バイナリへのパス (デフォルトは現在のバイナリ)
        -dummy: 何もしない (補完された "-quit" オプションを不用意に使わないためのオプション)
         -quit: *すべての*接続を閉じ、セッションを保存して WeeChat を終了。遅延復帰 (詳しくは後述) が可能になります。

このコマンドは起動中の WeeChat セッションのアップグレードと再読み込みを行います。このコマンドを実行する前に、新しい WeeChat バイナリをコンパイルするか、パッケージマネージャでインストールしなければいけません。

注意: SSL 接続はアップグレード中に破棄されます、これは今のところ GnuTLS では SSL セッションのリロードができないからです。アップグレードの後に自動的に再接続されます。

アップグレードは 4 つの手順を踏みます:
  1. コアとプラグイン (バッファ、履歴、...) のセッションをファイルに保存
  2. 全てのプラグインをアンロード (設定ファイル (*.conf) はディスクに書き込まれます)
  3. WeeChat 設定を保存 (weechat.conf)
  4. 新しい WeeChat バイナリを実行してセッションをリロード。<

オプション "-quit" を使うと、上の挙動が少し変わります:
  1. *すべての*接続を閉じる (irc、xfer、relay、...)
  2. すべてのセッションをファイルに保存 (*.upgrade)
  3. すべてのプラグインをアンロード
  4. WeeChat 設定を保存
  5. WeeChat を終了
この後、セッションを回復させるには weechat --upgrade を使ってください。
重要: 完全に同一の設定で (*.conf ファイルで) セッションを回復させてください。
"~/.weechat" ディレクトリの内容をコピーすれば異なるマシンで WeeChat のセッションを回復することも可能です。
uptime WeeChat 連続稼働時間の表示
/uptime  [-o | -ol]

 -o: 連続稼働時間を現在のバッファの入力に送る (英語で)
-ol: 連続稼働時間を現在のバッファの入力に送る (翻訳済み)
version WeeChat のバージョンとコンパイル日時を表示
/version  [-o | -ol]

 -o: バージョンを現在のバッファの入力に送る (英語で)
-ol: バージョンを現在のバッファの入力に送る (翻訳済み)
wait コマンドの実行を予約
/wait  <number>[<unit>] <command>

 number: 遅延時間 (整数)
   unit: 任意、値は:
           ms: ミリ秒
            s: 秒 (デフォルト)
            m: 分
            h: 時
command: 実行するコマンド (コマンドが '/' で始まらない場合はバッファに送信するテキスト)

注意: コマンドは /wait が実行されたバッファで実行されます (バッファが見つからない場合 (例えばコマンド実行前にバッファが閉じられた場合) は、コマンドは WeeChat コアバッファで実行されます)。

例:
  10 秒後にチャンネルに入る:
    /wait 10 /join #test
  15 分後に離席状態に変更:
    /wait 15m /away -all I'm away
  2 分後に 'hello' と発言:
    /wait 2m hello
window ウィンドウの操作
/window  list
         -1|+1|b#|up|down|left|right [-window <number>]
         <number>
         splith|splitv [-window <number>] [<pct>]
         resize [-window <number>] [+/-]<pct>
         balance
         merge [-window <number>] [all]
         page_up|page_down [-window <number>]
         refresh
         scroll [-window <number>] [+/-]<value>[s|m|h|d|M|y]
         scroll_horiz [-window <number>] [+/-]<value>[%]
         scroll_up|scroll_down|scroll_top|scroll_bottom|scroll_beyond_end|scroll_previous_highlight|scroll_next_highlight|scroll_unread [-window <number>]
         swap [-window <number>] [up|down|left|right]
         zoom[-window <number>]
         bare [<delay>]

         list: 開けられたウィンドウのリストアップ (引数無しの場合、このリストが表示されます)
           -1: 前のウィンドウに移動
           +1: 次のウィンドウに移動
           b#: バッファ番号 # のウィンドウに移動
           up: 現在のウィンドウの上のウィンドウに移動
         down: 現在のウィンドウの下のウィンドウに移動
         left: 左のウィンドウに移動
        right: 右のウィンドウに移動
       number: ウィンドウ番号 (/window list を参照)
       splith: 現在のウィンドウを水平分割
       splitv: 現在のウィンドウを垂直分割
       resize: ウィンドウサイズの変更、新しいサイズは親ウィンドウの <pct> パーセントで指定
      balance: 全てのウィンドウのサイズを均等にする
        merge: ウィンドウを他のものをマージする (all = 一つのウィンドウにまとめる)
      page_up: 1 ページ分上方向にスクロール
    page_down: 1 ページ分下方向にスクロール
      refresh: スクリーンのリフレッシュ
       scroll: 指定行数 (+/-N) か指定期間 (s=秒、m=分、h=時間、d=日、M=月、y=年) スクロール
 scroll_horiz: 指定列数 (+/-N) かウィンドウサイズの割合で水平方向にスクロール (フリーコンテンツを含むバッファ以外は無効)
    scroll_up: 数行分上方向にスクロール
  scroll_down: 数行分下方向にスクロール
   scroll_top: バッファの一番上にスクロール
scroll_bottom: バッファの一番下にスクロール
scroll_beyond_end: バッファの末尾を越えてスクロール
scroll_previous_highlight: 一つ前のハイライトにスクロール
scroll_next_highlight: 次のハイライトにスクロール
scroll_unread: 未読マーカにスクロール
         swap: 2 つのウィンドウのバッファを入れ替え (ターゲットウィンドウの方向を任意指定)
         zoom: ウィンドウを拡大
         bare: 最小限表示を切り替える (自動的に標準表示モードに戻るまでの時間を秒単位で任意指定)

splith と splitv に関しては、pct は新しいウィンドウのパーセンテージで、現在のウィンドウサイズに対する割合で計算されます。例えば 25 は size = current_size / 4 の新しいウィンドウを作成します。

例:
  バッファ #1 を表示しているウィンドウに移動:
    /window b1
  2 行分上方向にスクロール:
    /window scroll -2
  2 日分上方向にスクロール:
    /window scroll -2d
  今日の最初にスクロール:
    /window scroll -d
  ウィンドウ #2 を拡大:
    /window zoom -window 2
  最小限表示を 2 秒間有効にする:
    /window bare 2

4. プラグイン

プラグインとは動的ライブラリのことで、C 言語で書かれてコンパイルされています。 プラグインは WeeChat によって読み込まれます。 GNU/Linux の場合、プラグインファイルは ".so" という拡張子を持ち、Windows の場合、".dll" です。

見つかったプラグインは WeeChat の起動時に自動的に読み込まれます。WeeChat の起動時にプラグインを読み込むか否かは選択可能です。

プラグインスクリプト の違いを明らかにすることは重要です: プラグイン とは /plugin コマンドで読み込まれるコンパイル済みバイナリファイルです。これに対して、 スクリプト とは /python 等のコマンドで python 等のプラグインとともに読み込まれるテキストファイルです。

/plugin コマンドを使うことで、プラグインのロード/アンロード、 ロード済みプラグインの表示を行うことができます。 あるプラグインをアンロードした場合、 アンロードしたプラグインが作成したバッファはすべて自動的に閉じられます。

プラグインをロード、アンロード、ロード済みプラグインを表示する例:

/plugin load irc
/plugin unload irc
/plugin list

デフォルトプラグインのリスト:

プラグイン 説明

alias

コマンドの別名を定義

aspell

コマンドラインのスペルチェック

charset

バッファの文字コードに従ってデコード/エンコード

exec

WeeChat 内部から外部コマンドを実行

fifo

外部から WeeChat にコマンドを送信するための FIFO パイプ

irc

IRC チャットプロトコル

logger

バッファの内容をファイルに保存

relay

ネットワーク経由でデータを中継

script

スクリプトマネージャ

python

Python スクリプト API

perl

Perl スクリプト API

ruby

Ruby スクリプト API

lua

Lua スクリプト API

tcl

Tcl スクリプト API

guile

Guile (scheme) スクリプト API

trigger

WeeChat およびプラグインが発生させたイベントに対するテキスト置換とコマンド実行

xfer

ファイル転送とダイレクトチャット

API を使ったプラグインやスクリプトの開発についてより詳しく学ぶには、WeeChat プラグイン API リファレンス 又は WeeChat スクリプト製作ガイド を参照してください。

4.1. Alias プラグイン

Alias プラグインを使うことで、コマンドの別名を定義できます (WeeChat だけでなく他のプラグインが提供するコマンドの別名を定義することもできます)。

4.1.1. コマンド

alias コマンドの別名を作成
/alias  [-completion <completion>] <alias> [<command> [;<command>...]]

completion: 別名の補完 (任意、デフォルトではターゲットコマンドを伴って補完されます)
            注意: %%command で存在するコマンドの補完を利用可能です
     alias: 別名の名前 (ワイルドカード "*" を使うことができます)
   command: 引数を含めたコマンド名 (セミコロンで分割すれば複数のコマンドを指定できます)

引数無しでは、定義済み別名をリストアップ。

注意: command の中では、特殊変数の置換が行われる:
        $n: 'n' 番目の引数 (1 から 9)
       $-m: 1 から 'm' 番目の引数
       $n-: 'n' 番目から最後の引数
      $n-m: 'n' から 'm' 番目の引数
        $*: 全ての引数
        $~: 最後の引数
      $var: ここで "var" とはバッファの局所変数 (/buffer localvar を参照)
            例: $nick、$channel、$server、$plugin、$name

別名を削除するには /unalias コマンドを使ってください:

例:
  /split をウィンドウを水平方向に分割する別名と定義:
    /alias split /window splith
  /hello を #weechat を除く全てのチャンネルで "hello" と発言する別名と定義:
    /alias hello /allchan -exclude=#weechat msg * hello
  /forcejoin を /sajoin の補完候補を使い IRC コマンド "forcejoin" を送信する別名と定義:
    /alias -completion %%sajoin forcejoin /quote forcejoin

4.2. Aspell プラグイン

Aspell プラグインを使うことで、コマンドラインに入力した文字列のスペルチェックができます。 バッファごとに異なる言語に対するスペルチェックを実行できます。

4.2.1. オプション (aspell.conf)

セクション:

セクション 操作コマンド 説明

color

/set aspell.color.*

check

/set aspell.check.*

スペルチェックの操作コマンド

dict

/aspell setdict
/set aspell.dict.*

バッファが利用するディレクトリ (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

option

/set aspell.option.*

Speller オプション (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

オプション:

  • aspell.check.commands

    • 説明: スペルチェックを有効化するコマンドのコンマ区切りリスト (これ以外のコマンドではスペルチェックは無効)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "ame,amsg,away,command,cycle,kick,kickban,me,msg,notice,part,query,quit,topic")

  • aspell.check.default_dict

    • 説明: バッファに辞書が定義されていない場合に使用されるデフォルト辞書 (又は辞書のコンマ区切りリスト) (空のままであれば明示的に有効化されたバッファを除いて aspell を利用しない)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • aspell.check.during_search

    • 説明: バッファ内のテキスト検索中に単語チェックを行う

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • aspell.check.enabled

    • 説明: コマンドラインで aspell を利用する

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • aspell.check.real_time

    • 説明: 単語のリアルタイムスペルチェック (遅い、デフォルトでは無効: 単語は区切りの後にだけチェックされる)

    • タイプ: ブール

    • 値: on, off (デフォルト値: off)

  • aspell.check.suggestions

    • 説明: バッファ内の各辞書セットに対してバーアイテム "aspell_suggest" に表示する提案の数 (-1 = サジェスト機能を無効、0 = 全ての言語を使って全てのサジェスト結果を表示)

    • タイプ: 整数

    • 値: -1 .. 2147483647 (デフォルト値: -1)

  • aspell.check.word_min_length

    • 説明: スペルチェックを行う単語長の最小値 (0 の場合は全ての単語をチェック)

    • タイプ: 整数

    • 値: 0 .. 2147483647 (デフォルト値: 2)

  • aspell.color.misspelled

    • 説明: スペルミスのある単語に付ける色 (入力バー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightred)

  • aspell.color.suggestions

    • 説明: スペルミスのある単語に対する修正候補に付ける色 (ステータスバー)

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: default)

4.2.2. コマンド

aspell aspell プラグイン設定
/aspell  enable|disable|toggle
         listdict
         setdict <dict>[,<dict>...]
         deldict
         addword [<dict>] <word>

  enable: aspell の有効化
 disable: aspell の無効化
  toggle: aspell の有効無効を切り替え
listdict: インストール済み辞書を表示
 setdict: 現在のバッファ用の辞書を設定 (コンマで区切れば複数の辞書を指定可能)
 deldict: 現在のバッファ用の辞書を削除
 addword: aspell の個人辞書に単語を追加

いくつかのコマンドを除いて '/' で始まる入力行はチェックされません (/set aspell.check.commands を参照)。

全てのバッファで aspell を有効化するには、"default_dict" オプションを設定した後に、aspell を有効化してください。例:
  /set aspell.check.default_dict "en"
  /aspell enable

aspell の有効無効を切り替えるデフォルトのキーは alt-s です。

4.2.3. Speller オプション

Speller オプションは aspell 設定の "option" セクションにあるオプションを追加して定義します。

ここで利用するオプション名は aspell 設定オプションと同じものです。 オプションのリストはシェルで以下のコマンドを実行することで確認できます:

$ aspell config

例えば、"ignore-case" オプションを有効化するには:

/set aspell.option.ignore-case "true"

4.2.4. 修正候補

"aspell_suggest" バーアイテム内に修正候補が表示されます。修正候補の数は aspell.check.suggestions オプションで設定します。

修正候補を利用するには、aspell.check.suggestions オプションをゼロ以上の整数に設定し、status バーなどに "aspell_suggest" バーアイテムを追加してください。

英語辞書 (en) を用いた修正候補の例:

│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){4} [print,prone,prune]                    │
│[@Flashy] prinr █                                                                │
└─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

英語とフランス語辞書 (en,fr) を用いた修正候補の例:

│[12:55] [6] [irc/freenode] 3:#test(+n){4} [print,prone,prune/prime,primer,primé] │
│[@Flashy] prinr █                                                                │
└─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

4.3. Charset プラグイン

Charset プラグインを使うことで、文字コードに従ってデータのデコードとエンコードができます。

デコード/エンコード用にデフォルトの文字コードが設定されていますが、 それぞれのバッファ (バッファグループ) に対して個別に文字コードを設定することもできます。

このプラグインの導入は任意ですが、導入を推奨します: このプラグインがロードされていない場合、WeeChat が読み書きできるデータは UTF-8 データのみになります。

Charset プラグインは WeeChat によって自動的にロードされるべきです。 プラグインがロードされていることを確認するには、以下のようにしてください:

/charset

コマンドが見つからない場合、以下のコマンドでプラグインをロードしてください:

/plugin load charset

プラグインが見つからない場合、文字コードサポートを有効化した状態で WeeChat を再コンパイルしてください。

Charset プラグインがロードされた場合、端末文字コードと内部文字コードが表示されます。 端末文字コードはロケールに依存し、内部文字コードは UTF-8 です。

例:

charset: terminal: ISO-8859-15, internal: UTF-8

4.3.1. オプション (charset.conf)

セクション:

セクション 操作コマンド 説明

default

/set charset.default.*

デフォルトのデコード/エンコード文字セット

decode

/charset decode
/set charset.decode.*

バッファのデコード文字セット (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

encode

/charset encode
/set charset.encode.*

バッファのエンコード文字セット (オプションをセクションに追加/削除出来ます)

オプション:

  • charset.default.decode

    • 説明: グローバルデコード文字セット: 不正な UTF-8 メッセージを受信した場合にこれをデコードする文字セット

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "iso-8859-1")

  • charset.default.encode

    • 説明: グローバルエンコード文字セット: 送信メッセージをエンコードする文字セット (空の場合、UTF-8 でエンコードされます。UTF-8 は WeeChat の内部文字セットです)

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

4.3.2. コマンド

charset 現在のバッファの文字集合を変更
/charset  decode|encode <charset>
          reset

 decode: デコード文字集合を変更
 encode: エンコード文字集合を変更
charset: 現在のバッファの新しい文字集合
  reset: 現在のバッファの文字集合をリセット

4.3.3. 文字コードの設定

グローバルデコード文字コードとエンコード文字コードを設定するには、/set コマンドを使ってください。

例:

/set charset.default.decode ISO-8859-15
/set charset.default.encode ISO-8859-15

グローバルデコード文字コードが設定されていない場合 (例えば Charset プラグインを始めてロードした場合)、これは自動的に端末の文字コードか (UTF-8 でなければ) 、デフォルトの ISO-8859-1 に設定されます。

デフォルトのエンコード文字コードはありません。従って、内部文字コード (UTF-8) が使われます。

IRC サーバの文字コードを設定するには、サーババッファで /charset コマンドを使ってください。 文字コードのみを引数として与えた場合、この文字コードがデコードとエンコードに利用されます。

例:

/charset ISO-8859-15

これは以下と等価です:

/charset decode ISO-8859-15
/charset encode ISO-8859-15

IRC チャンネル (またはプライベートメッセージ) の文字コードを設定するには、 サーバの文字コード設定と同様のコマンドをチャンネル (またはプライベートメッセージ) バッファで使ってください。

IRC サーバの全てのチャンネルおよびプライベートバッファに対する文字コードを設定するには:

/set charset.encode.irc.freenode ISO-8859-15

すべての文字コード設定を確認するには、以下のコマンドを利用してください:

/set charset.*

4.3.4. トラブルシューティング

文字コードに関する問題があれば、WeeChat FAQ を参照してください。

4.4. exec プラグイン

/exec コマンドを使うことで WeeChat 内部から外部コマンドを実行し、その結果を表示したりバッファに送信することが可能になります。

4.4.1. オプション (exec.conf)

セクション:

セクション 操作コマンド 説明

command

/set exec.command.*

コマンドに対するオプション

color

/set exec.color.*

オプション:

  • exec.color.flag_finished

    • 説明: コマンドリストで使う実行完了コマンドのフラグに対するテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightred)

  • exec.color.flag_running

    • 説明: コマンドリストで使う実行中コマンドのフラグに対するテキスト色

    • タイプ: 色

    • 値: WeeChat の色名 (default、black、(dark)gray、white、(light)red、(light)green、brown、yellow、(light)blue、(light)magenta、(light)cyan) 、ターミナル色番号またはその別名; 色の前に属性を置くことができます (テキスト前景色のみ、背景色は出来ません): 太字は "*"、反転は "!"、イタリックは "/"、下線は "_" (デフォルト値: lightgreen)

  • exec.command.default_options

    • 説明: /exec コマンドのデフォルトオプション (/help exec を参照); 例: "-nosh -bg" は全てのコマンドをバックグラウンドで実行し (出力なし)、シェルを使わない

    • タイプ: 文字列

    • 値: 未制約文字列 (デフォルト値: "")

  • exec.command.purge_delay

    • 説明: 接続を切ったクライアントを追い出すまでの遅延時間 (秒単位、0 = すぐにクライアントを追い出す、-1 = 追い出さない)

    • タイプ: 整数

    • 値: -1 .. 25920000 (デフォルト値: 0)

4.4.2. コマンド

exec 外部コマンドを実行
/exec  -list
       [-sh|-nosh] [-bg|-nobg] [-stdin|-nostdin] [-buffer <name>] [-l|-o|-n|-nf] [-cl|-nocl] [-sw|-nosw] [-ln|-noln] [-flush|-noflush] [-color ansi|auto|irc|weechat|strip] [-rc|-norc] [-timeout <timeout>] [-name <name>] [-pipe <command>] [-hsignal <name>] <command>
       -in <id> <text>
       -inclose <id> [<text>]
       -signal <id> <signal>
       -kill <id>
       -killall
       -set <id> <property> <value>
       -del <id>|-all [<id>...]

   -list: コマンドをリストアップ
     -sh: コマンドを実行する際にシェルを使う (警告: このオプションを使えるのは、全ての引数が安全な場合だけです、オプション -nosh を参照)
   -nosh: コマンドを実行する際にシェルを使わない (コマンドに安全でないデータが含まれる場合に必要、例えば他のユーザからのメッセージの内容) (デフォルト)
     -bg: プロセスをバックグラウンド実行: プロセスの出力およびリターンコードを表示しない (オプション -o/-n と互換性はありません)
   -nobg: プロセスの出力を受け取り、リターンコードを表示する (デフォルト)
  -stdin: プロセスにデータを送信するパイプを作成する (/exec -in/-inclose を使う)
-nostdin: 標準入力用にパイプを作成しない (デフォルト)
 -buffer: コマンドの出力をこのバッファに表示 / 送信する (バッファが見つからない場合、新しいバッファ "exec.exec.xxx" が作られます)
      -l: コマンドの出力をカレントバッファに表示 (デフォルト)
      -o: コマンドの出力をカレントバッファに送信 (オプション -bg と互換性はありません)
      -n: コマンドの出力を新しいバッファに表示 (オプション -bg と互換性はありません)
     -nf: コマンドの出力を自由内容 (禁則処理なし、行数制限なし) の新しいバッファに表示 (オプション -bg と互換性はありません)
     -cl: 出力を表示する前に新しいバッファをクリア
   -nocl: 新しいバッファをクリアせずに追加 (デフォルト)
     -sw: 出力バッファに移動 (デフォルト)
   -nosw: 出力バッファに移動しない
     -ln: 行数を表示 (新しいバッファに表示する場合はデフォルト)
   -noln: 行数を表示しない
  -flush: コマンドの出力をすぐに表示 (デフォルト)
-noflush: コマンドの出力をコマンドの終了後に表示
  -color: 出力に含まれる ANSI 色に対する挙動:
             ansi: ANSI 色をそのままにする
             auto: ANSI 色を WeeChat/IRC 色に変換 (デフォルト)
              irc: ANSI 色を IRC 色に変換
          weechat: ANSI 色を WeeChat 色に変換
            strip: ANSI 色を削除
     -rc: リターンコードを表示 (デフォルト)
   -norc: リターンコードを表示しない
-timeout: コマンドのタイムアウトを設定 (秒単位)
   -name: コマンドの名前を設定 (後から名前を付けるには /exec を使う)
   -pipe: WeeChat およびプラグインコマンドに出力を送信 (1 行ごと); コマンドおよび引数に空白が含まれる場合、2 重引用符で囲ってください; 引数 $line はその行で置換されます (デフォルトではコマンドの後ろに空白を付けてから行を追加します) (オプション -bg/-o/-n と互換性はありません)
-hsignal: hsignal として出力を送信 (例えばトリガで使われます) (オプション -bg/-o/-n と互換性はありません)
 command: 実行するコマンド; "url:" で始まる場合、シェルは無効化され、URL の内容がダウンロードされ、出力として送信されます
      id: コマンド識別子: 番号か名前 ("-name xxx" で設定した場合) のどちらか一方
     -in: プロセスの標準入力にテキストを送信
-inclose: -in と同じ、ただし使用後に標準入力を閉じる (テキストは任意: テキストが無い場合、標準入力をすぐに閉じる)
 -signal: プロセスにシグナルを送信; シグナルは整数値または次の名前の 1 つ: hup、int、quit、kill、term、usr1、usr2
   -kill: "-signal <id> kill" のエイリアス
-killall: 全ての実行中プロセスを kill する
    -set: フックプロパティを設定 (プラグイン API リファレンスの hook_set 関数を参照)
property: フックプロパティ
   value: フックプロパティの新しい値
    -del: 中断されたコマンドを削除
    -all: 全ての中断されたコマンドを削除

オプション exec.command.default_options でデフォルトオプションの設定が可能です。

例:
  /exec -n ls -l /tmp
  /exec -n ps xu | grep weechat
  /exec -n -norc url:http://pastebin.com/raw.php?i=xxxxxxxx
  /exec -nf -noln links -dump http://weechat.org/files/doc/devel/weechat_user.en.html
  /exec -o uptime
  /exec -pipe "/print Machine uptime:" uptime
  /exec -n tail -f /var/log/messages
  /exec -kill 0

4.5. Fifo プラグイン

外部から WeeChat を操作するには、FIFO パイプにコマンドやテキストを書き込んでください ("plugins.var.fifo.fifo" オプションが有効化されている必要がありますが、デフォルトで有効化されているはずです)。

FIFO パイプは ~/.weechat/ の下にあり、weechat_fifo_xxxx のような名前になっています (xxxx は実行中の WeeChat のプロセス ID (PID) です)。

FIFO パイプに書き込むコマンド/テキストの文法は以下の例の一つです:

  plugin.buffer *テキストまたはコマンド
  *テキストまたはコマンド

例:

  • IRC サーバ freenode のニックネームを "newnick" に変更する:

$ echo 'irc.server.freenode */nick newnick' >~/.weechat/weechat_fifo_12345
  • IRC の #weechat チャンネルに対してテキストを送信:

$ echo 'irc.freenode.#weechat *hello!' >~/.weechat/weechat_fifo_12345
  • 現在のバッファに対してテキストを送信:

$ echo '*hello!' >~/.weechat/weechat_fifo_12345
  • Python スクリプトのアンロードとロードを行う 2 つのコマンドを送信 (複数のコマンドは "\n" で分割してください):

$ printf '%b' '*/python unload\n*/python autoload\n' >~/.weechat/weechat_fifo_12345

実行中の WeeChat すべてに対してコマンドを送信するスクリプトは以下のように書けます。例えば: